<重賞レース分析>3歳ダート三冠最終戦・ジャパンダートクラシックは、枠順や前走の内容が重要なポイントに!
羽田盃、東京ダービーと続いた「3歳ダート三冠競走」の最終関門であり、下半期の世代チャンピオン決定戦とも言える大一番。平成11年に第1回が施行された「ジャパンダートダービー」を前身としており、全日本的なダート競走の体系整備に伴い、昨年の第26回から名称変更と施行時期を10月に移設しての実施となった。クラシックホースの称号をかけた最後の戦いに、全国からトップクラスの3歳馬が集結し熱い火花を散らす。
ここではジャパンダートクラシック過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第27回ジャパンダートクラシック(JpnI)
発走日程:2025年10月8日(水)20:05発走
距離:2,000m
■上位人気グループの馬はそれなりに堅実
■「JRA」勢が中心
■内寄りの枠に入った馬は不振
なお、第22回(令和2年)以降の過去5年に限ると、1~5番の馬は[1-0-0-24](3着内率4.0%)、6~16番の馬は[4-5-5-27](3着内率34.1%)である。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要だ。
■川田将雅騎手、武豊騎手らの活躍が目立っている
■前走の着順が良い馬ほど信頼できる
なお、第23回(令和3年)以降の過去4年に限ると、3着以内の馬は[4-4-4-25](3着内率32.4%)、4着以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)である。大敗を喫した直後の馬は、思い切って評価を下げるべきだろう。
■前走時点での人気も見逃せないポイント
■近年は前走で先行していた馬が好成績
なお、第23回(令和3年)以降の過去4年に限ると、3番手以内の馬は[3-3-4-14](3着内率41.7%)、4番手以下の馬は[0-1-0-26](3着内率3.7%)、「記録なし」の馬は[1-0-0-1](3着内率50.0%)である。前走で先行していなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきかもしれない。
■JRAの上級条件で活躍した実績がある馬は有力
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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