<重賞レース分析>レディスプレリュードは、臨戦過程が最大のポイントに!
「プレリュード(前奏曲)」の名の通り、11月の「JBCレディスクラシック」の前哨戦として全国各地からさまざまな世代の実績馬が集う、3歳勢を含めた牝馬路線のダートグレード競走だ。平成16年に第1回が施行された「TCKディスタフ」を前身としており、第8回(平成23年)から現在の名称に変更された。
ここではレディスプレリュード10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第22回 レディスプレリュード(JpnII)
発走日程:10月7日(火)20:10発走
発走距離:1,800m
■人気上位の馬ほど信頼できる
■「JRA」勢が強い
なお、第16回(令和元年)以降の過去6年に限ると、「地方」の馬は[0-0-0-37](3着内率0.0%)、「JRA」の馬は[6-6-6-12](3着内率60.0%)である。基本的には「JRA」所属馬を高く評価するべきだろう。
■5歳以下の馬が中心
■前走がブリーダーズGC・スパーキングLCだった馬は堅実
■前走の出走頭数も重要なポイント
なお、第14回(平成29年)以降の過去8年に限ると、11頭以下の馬は[1-2-1-35](3着内率10.3%)、12頭以上の馬は[7-6-7-38](3着内率34.5%)である。前走が少頭数のレースだった馬は、評価を下げるべきだろう。
■近年は極端な競馬をした直後の馬が不振
ただし、第18回(令和3年)以降の過去4年に限ると、「1番手」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、2~8番手の馬は[4-4-4-15](3着内率44.4%)、9番手以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重く見るならば、前走の最終コーナーを先頭や9番手以下で通過した馬は割り引きが必要だ。
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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