【駅伝】古櫻復活を誓い 箱根路に向けたそれぞれの夏(7) 大舞台の経験をチームへ還元したい − ⼭⼝ ⽉暉
最下位に終わった今年の箱根駅伝。巻き返しを図るべく、日本大学陸上競技部特別長距離部門は成長の鍵を握る夏合宿を8月上旬から北海道釧路市でスタートさせた。選手それぞれが、さまざまな想いを抱いてハードな練習に取り組む中、結果でチームに貢献したいと山口月暉(法4・鳥取城北)は走りに磨きをかけている。(取材日:8月15日)
「予選会後、それまでできていた練習をこなせなくなったり、距離に対応できなくなり、非常に焦りました。正月の本戦に間に合わせられるかどうか、ものすごく不安だった」と、当時の心境を吐露。それでも、11月の記録会で復帰し、「10000mをタイム的にもまとめることができたので安心しました」。
迎えた箱根駅伝本戦は、2年連続で復路6区の山下り。しかし、本来は7区での出走が予定されていたというが、急遽6区を任されることになり、「気持ち的に動揺しましたが、自分しか走れる人がいなかったので、覚悟を持って臨みました」。
1月3日、トップがスタートしてから10分後に6校が一斉に復路をスタート。合図とともに勢いよく飛び出していったが、その後は思うような走りをすることができず、小田原中継所でのタスキリレーは19番目。「アップダウンの練習がしっかりできていなかったので、昨年の経験を上手く生かせなかった」と、タイムとしては前年よりわずかに速く走り切っているものの、悔しさの残る2度目の箱根駅伝だった。
さらに、「まだ結果でチームに貢献できていない。3000m障害では個人で大きな舞台に立たせてもらっているので、その経験をチームに還元していきたい」と話す山口選手。「チームの士気を高めるという意味でも、練習で率先して先頭に立ち、ジョグでペースを上げていくなど、4年生としてチームを引っ張っていかなければいけないと、ものすごく感じています」
有言実行でチームを予選突破に導き、目指すは3度目の箱根出走。「できれば往路のスタートで勝負したい」という言葉の裏に、秘めた自信と闘志が垣間見えた。
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