山本弥音「強く向かっていかなければいけない」鵬学園(石川県)
鵬学園は昨年の『U18日清食品 北信越ブロックリーグ2024』で優勝しました。今年から大会方式の変更があり、北信越以外のチームと戦うことについて、本間ヘッドコーチはより多くの経験を積むことができる場だと考えています。
その鵬学園は、9月27日に札幌山の手(北海道)と対戦。過去に全国優勝の経験もある名門との試合は、序盤から相手の激しいディフェンスに遭ってボール運びに苦しみ、第1クォーターは11-32と大きく水を開けられてしまいました。それでも、第2クォーター以降はボール運びを修正し、札幌山の手を猛追します。しかし、第3クォーターにも得点ペースを上げた札幌山の手に追いつくことはできず、71-96で敗れました。
これに対して本間コーチは「今日は慌ててしまってミスも多かったです。突破口を開く選手がミスをすると、試合はなかなか上手くいきません。ですが、そこは彼女だけでなくコート上の5人で解決していきたいです」と話します。
また、本間コーチはこのリーグ戦を「勝ち負けだけでなく経験の場に」と位置付けており、「通用しないと感じ、これではいけないと思ってまた練習すればいいので、それを感じ取ってくれたら」と、課題が出ることをマイナスにはとらえていません。むしろ「強い相手に最後までしっかり粘って戦えたのは良い収穫でした。良い場面も増えているので、これをまた磨いていきたい」と、敗戦の中でも手応えをつかんでいます。
そして、山本選手は「もっと周りにいろいろな声掛けをしてチームを盛り上げていきたい」と次を見据えます。「自分のポストプレーや外のシュート、それにパスをさばいてみんなに3ポイントシュートを打たせること。そういったプレーで引っ張っていきたいです」
鵬学園は10月12日の埼玉栄(埼玉県)戦、13日の日本航空(山梨県)戦と、いずれも関東のチームとの2試合を残しています。課題の克服、そしてレベルアップを求めて、最後までチャレンジを続けます。
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