【ボッチャ】日本独自の熱狂を (前編)|「究極のインクルーシブスポーツ」ボッチャの進化
認知度2%から50%への急上昇と日本独自のインクルーシブ大会
時を同じく、2016年には全国の特別支援学校の生徒を対象とした「全国ボッチャ選抜甲子園大会(ボッチャ甲子園)」がスタート。このボッチャ甲子園は今年8月の大会で第10回を迎え、これまで日本代表「火ノ玉JAPAN」の若手選手たちの登竜門となっている。昨年若干18歳でパリ2024パラリンピックにて7位入賞を果たした一戸彩音も、同大会で2度の優勝を経験している。
オープンクラスは日本選手権からスピンオフ
参加選手数の増加にとどまらず、その競技レベルも着実に向上している。優勝した選手たちは対戦相手の分析や戦略立案に努め、真剣勝負の中で勝利を掴んでいる。
「究極のインクルーシブスポーツ」として拡張し続けるボッチャ
日本ボッチャ協会の三浦裕子事務局長は、こうしたボッチャ人口の広がりと大会の魅力について次のように語る。
「ボッチャは、年齢や性別、障がいの有無に関係なく、真剣勝負ができる。どんな人にも寄り添い、誰もがヒーローになれるスポーツであるという点に大きな魅力を感じています。ボッチャ甲子園やオープンチャンピオンシップ、そしてチーム戦でのBOCCIA JAPAN CUPなど、日本独自の進化を遂げ『究極のインクルーシブスポーツ』と呼ばれる所以を証明しています。
小学生や高齢者、障がいのある選手がハイレベルなパフォーマンスを見せてくれると純粋にすごいなと思いますし、どの大会でもひた向きに頑張って、感情豊かな姿を見ると応援にも熱が入ります。自らプレーを楽しむことはもちろんですし、戦術やそれぞれの投球スタイルなどから自分の『推し』を探すことできっと観る楽しみも味わえると思います。」
そして2025年、一般社団法人日本ボッチャ協会設立10周年を迎えた今年、日本のボッチャシーンは新たなフェーズへと歩みを進めようとしている。その象徴的な大会が、来年新設される「BOCCIA GRAND PRIX」だ。今週10月4日(土)にはそのプレ大会が東京・丸の内の丸ビル1階「マルキューブ」で開催される。
(後編へ続く)
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