「役割も増えた中で、得点とゲームメイクのバランスを意識しています」慶誠 #1 陽本麻生選手
慶誠は#24フェイバ ヘンリー選手(2年/184cm)がシュート、リバウンドとインサイドで力を発揮してスタートダッシュに成功しました。またディフェンスでは昭和学院にインサイドでいい形を作らせず、第1クォーターだけで22-6と大差を付けました。続く第2クォーター序盤、昭和学院の#14髙橋優夢選手(2年/163cm)、#8藤松柚乃選手(3年/159cm)に連続して3ポイントシュートを決められるシーンもありましたが、再びディフェンス強度を上げてミスを誘発。そこから、ヘンリー選手の得点につなぎ、前半だけで5アシストをマークした#1陽本麻生選手(3年/170cm)も3ポイントシュートを沈めるなど、バリエーション豊富なオフェンスを披露して43-21とさらにリードを広げてハーフタイムを迎えました。
後半に入っても、慶誠は強みを生かして得点を重ねていきます。#34杉本愛奈選手(2年/171cm)や#6土肥あかり選手(1年/167cm)と下級生も得点に絡み、69-50で大会2勝目を挙げました。ヘンリー選手は30得点、19リバウンド、5ブロックと勝利の原動力になりましたがが、彼女を支えた周りの選手の貢献も光っていました。本日の試合で、チーム最多の6アシストをマークした陽本選手は3ポイントシュート2本も決めて10得点をマークしました。
さらなる成長を目指す陽本選手は「試合ごとに得点に波があることが課題です。チームに貢献できるように安定して得点源でありたいです。昨年度は先輩の穴を埋める役割でしたが、今年は澤田らと共に自分たちがチームを支える立場なので、責任感を持ってプレーしなければなりません」と、最上級生としての自覚を口にしました。右田卓也コーチは「まだエースになりきれていないと感じています。勝負どころの第4クォーターで安定して力を発揮できるようになってほしいですね。それだけの技術はある選手です」と期待を寄せています。
課題を一つずつ乗り越え、着実にエースへの階段を上っている陽本選手。右田コーチが寄せる大きな期待に応え、スコアラーとしても司令塔としてもチームを勝利へ導く存在になることでしょう。彼女の成長の過程は、慶誠のバスケを見るうえでの大きな楽しみとなるでしょう。
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