ボートレース宮島の「プレミアムG1第12回ヤングダービー」は27日が5日目、終盤3個レースで準優勝戦が行われる。
得点率トップは予選最終日に1着、2着とした新開航。「出足系」の舟足はバランスもよく、準優12Rは1コースから押し切る可能性大だ。

また、オール3連対で準優11R1号艇を手にした中山翔太は「出足を中心としたレース足」に特徴。「今大会は展開が向いている」と語っているようにリズム抜群である。

そして、もう1つの準優10Rの1号艇は末永和也。「序盤は回り足が良かったんですが、今は伸び寄り…」と自己分析している。

こうしたトップ3に対抗するメンバー予想の参考となるのが「機力」と「コース実績」。
準優は３つとも枠なり進入が想定されるのをふまえ、枠番別の過去10走実績を整理してみた。

【10R】
1号艇　末永　和也　1コース1着率80％、2着率10％
2号艇　澤田　尚也　2コース1着率40％　2着率40％
3号艇　井本　昌也　3コース1着率10％　2着率40％
4号艇　板橋　侑我　4コース1着率30％　2着率0％
5号艇　井上　忠政　5コース1着率10％　2着率30％
6号艇　中村　日向　6コース1着率0％　 2着率10％

【11R】
1号艇　中山　翔太　1コース1着率80％　2着率10％
2号艇　吉田　裕平　2コース1着率40％　2着率50％
3号艇　飛田　江己　3コース1着率20％　2着率30％
4号艇　佐々木完太　4コース1着率20％　2着率40％
5号艇　登玉　隼百　5コース1着率10％　2着率30％
6号艇　西岡　顕心　6コース1着率0％　 2着率10％

【12R】
1号艇　新開　　航　1コース1着率70％　2着率10％
2号艇　高橋　竜矢　2コース1着率10％　2着率30％
3号艇　竹間　隆晟　3コース1着率50％　2着率20％
4号艇　前田　　滉　4コース1着率30％　2着率20％
5号艇　勝浦　真帆　5コース1着率0％　 2着率20％
6号艇　宮田　龍馬　6コース1着率0％　 2着率10％

こうしてみると、2コースから6コースが想定されるレーサーとしては澤田尚也・板橋侑我・吉田裕平・竹間隆晟・前田滉の存在が気になるところだ。

中でも準優10R2号艇の澤田尚也(京都出身・滋賀支部26歳)【写真2枚】は、自身の舟足について「回り足を中心に、日に日にバランスが取れています。スタートもコンマ10くらいのゾーンは見えています」と実に頼もしい発言をしているだけに気になる存在。昨年の桐生ヤングダービーは優勝戦進出も5着と涙をのんだ澤田尚也の“渾身の差し”に注目したい。

ボートレース宮島の「プレミアムG1第12回ヤングダービー」5日目の模様を伝えるボートレース公式YouTubeは、ゲストにサッカー元日本代表の大津祐樹さんを迎え14時から配信される。

高校時代から注目されたアスリートは柏レイソルに入団。その後、ドイツやオランダを舞台に活躍するかたわら、日本代表としてロンドンオリンピックにも出場。3ゴールの大活躍で、44年ぶりのベスト4進出に貢献したアスリートである。
ボートレースでも的確な狙いで“得点”を決めることだろう。期待したい。