【FC東京】9/28(日)横浜F・マリノス戦プレビュー
試される次への一歩
1-0で勝利した川崎フロンターレ戦後のキム スンギュのコメントを借りると、「どのタイミングでプレスをかけるのか」「どうポジションをとるのか」が直近の試合では全員に共有されているという。ボール保持者に対するアプローチと周囲のカバーリングを同時に成立させることで、連動性を生み出している。
アビスパ福岡戦後に森重真人は「無失点の1-0勝利が3試合続くことは“東京らしくない”のかもしれない」と冗談めかしつつも、「引き締まった試合ができている証」と胸を張った。
加えて、その成果は固定メンバーに依存するのではなく、ローテーションを組み合わせながら導き出したものだ。東京ヴェルディ、川崎、福岡と続いた連戦では、出場選手を入れ替えながらもチーム全体のパフォーマンスは落ちなかった。
松橋力蔵監督が掲げる「誰が出ても同じように戦えるチーム」の理想像が、いま形になりはじめている。
ショルツを軸としたビルドアップの安定
ショルツはセンターバックの相棒が誰であっても補完し合える柔軟さを持つ。川崎戦では土肥幹太と組み、縦パスとドリブルでの持ち運びでテンポを上げると、福岡戦では森重と連携し、落ち着いたビルドアップを展開。自身は左右どちらに配置されても同じクオリティを発揮し、相手の前線の選手がプレスに出てきても慌てることなく前進の糸口を作る。
これにより、ビルドアップの選択肢が増え、横パスの停滞感、縦パスが通らないノッキングが格段に減少した。安定したボールコントロールがピッチ全体に好循環を与え、厚みを増している。
松橋監督が掲げる「良い攻撃が良い守備につながる」という言葉を、最終ラインにポジションをとるショルツが体現しているということも踏まえると、攻守の連動性が直近の3連勝に大きく関わっているといっても良いだろう。
横浜F・マリノス戦に向けて
ホームでの対横浜FM戦勝利は2019シーズン以来遠ざかっているが、今の東京は、過去の対戦成績で相性が悪かった“勝てていなかった相手”を次々に乗り越えてきた。その流れを自信に変え、勢いを持って臨めば、過去の壁を破る可能性は十分。また、今シーズンの横浜FMは、相手に先制点を与えた試合で勝利がない。調子の良さを図る意味でも先制点を奪い、3連勝で得た自信をさらに深めたいところだ。
2025明治安田J1リーグ 第32節 vs横浜F・マリノス(18:00キックオフ/味の素スタジアム)
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