スポーツ観戦、Bリーグはどのくらいの人が観ている?

笹川スポーツ財団
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笹川スポーツ財団では、1992年から全国の18歳以上を対象に、「スポーツライフに関する調査(スポーツライフ・データ)」を隔年で実施し、運動・スポーツ実施状況、スポーツ観戦、好きなスポーツ選手、生活習慣など、国内のスポーツライフの現状を明らかにしてきました。最新の2024年調査から直接スポーツ観戦率を紹介します。

【笹川スポーツ財団】

直接スポーツ観戦種目

種目別直接スポーツ観戦状況の年次推移(複数回答) 【笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」2024】

2020年、2022年、2024年と、直近3回の調査における種目別直接スポーツ観戦状況を示した。

2024年調査の回答者全体において観戦率が高かった上位10種目を取り出し、18歳以上人口を乗じて推計観戦人口を算出した。1位の「プロ野球(NPB)」の観戦率は12.1%、推計観戦人口は1,267万人となる。2位から5位の観戦率は「Jリーグ(J1、J2、J3)」4.4%、「高校野球」3.5%、「プロバスケットボール(Bリーグ)」2.0%、「サッカー(高校、大学、JFL、WEリーグなど)」1.7%であった。2022年調査と比較すると、「プロ野球(NPB)」は8.7%から12.1%へと3.4ポイント増加した。6位以降にはバレーボール、マラソン・駅伝、ラグビーなどが入った。

次に、各種目の観戦者における観戦回数の平均値を算出した。

1年間あたりの平均観戦回数が最も多いのは「バレーボール(高校、大学、Vリーグなど)」5. 35回で、2022年の3. 11回から増加した。次いで「サッカー(高校、大学、JFL、WEリーグなど)」4. 08回、「Jリーグ(J 1、J 2、J 3)」3. 85回、「高校野球」3. 64回と続き、いずれも2022年調査に比べて増えている。

さらに、推計観戦人口に観戦回数を乗じ、のべ観戦者数に相当する推計動員数を算出した。推計動員数は多い順に「プロ野球(NPB)」3, 231万人、「Jリーグ(J 1、J2、J3)」1,775万人、「高校野球」1,336万人にのぼる。


「スポーツライフ・データ2024」調査概要
【調査内容】運動・スポーツ実施状況、運動・スポーツ施設、スポーツクラブ・同好会・チーム、スポーツ観戦、スポーツボランティア、日常生活における身体活動、生活習慣・健康 他

【調査対象】全国の市区町村に居住する満18歳以上の男女3,000人(男性: 1,498人、女性1,502人)

【地点数】300地点(大都市90地点、人口10万人以上の市122地点、人口10万人未満の市64地点、町村24地点)

【調査時期】2024年6月7日~7月7日
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著者プロフィール

笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ専門のシンクタンクです。スポーツに関する研究調査、データの収集・分析・発信や、国・自治体のスポーツ政策に対する提言策定を行い、「誰でも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる社会づくりを目指しています。

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