中田翔、現役引退。 パで3度の打点王、セでも爪痕を残した「大将」の18年
初安打、初本塁打はいつだった?
プロ初出場は2年目の2009年、札幌ドームで行われた5月23日・東京ヤクルト戦。「7番・DH」で初スタメンに抜てきされ、初打席で初安打となるレフト前安打を記録した。同年9月27日・福岡ソフトバンク戦では犠牲フライで初打点を挙げる。待望のプロ初ホームランは、プロ3年目の2010年・7月20日千葉ロッテ戦。通算91打席目に、札幌ドームのレフトスタンドに放り込んだ。
レギュラーに定着したのは143試合に出場したプロ4年目の2011年以降。2012年には144試合スタメンを張り続けてリーグ優勝に貢献した。リーグ2位の28本塁打、打率は初めての3割、長打率.550の好成績だった2013年はベストナインを初受賞すると、2016年まで4年連続で同賞に選出された。
2014年、2016年、2020年に打点王を獲得
中田翔の長打力が現れた、歴代2位の1シーズン「13」
晩年はセ・リーグで。2022年は巨人で109試合出場
2023年8月6日には故郷・広島でプロ野球史上45人目となる通算300本塁打を達成。こちらも平成生まれの選手では初の快挙だ。一方でシーズン成績は前年より低迷。オフに巨人からの退団、そして中日への移籍が発表された。
そして今季も「6番・ファースト」で開幕スタメン。36歳の誕生日だった4月22日には今季2号ソロを打ったが、腰痛のため5月13日に出場選手登録から抹消。8月7日に再昇格するも5日後に再び抹消され、現役引退の表明に至った。
4番が似合う「大将」を忘れない
文・菊地綾子
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