Yuto-Ice&OSKARの“K.O.B”に凱旋後、初の直撃インタビュー!9.28神戸で挑むIWGPタッグ王者・石井智宏&タイチに宣戦布告!BC WAR DOGSの加入した真意とは?新世代には“怖いヤツ”がいない!?

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

8.17有明大会で約1年半ぶりに凱旋したYuto-Ice選手&OSKAR選手の“Knock Out Brothers”に凱旋後、初となる直撃インタビュー!

Yuto-Ice、Knock Out Brothersに込めた想い、そしてBULLET CLUB WAR DOGSへ加入した真意とは?

9.28神戸大会で挑むIWGPタッグ王者・石井智宏&タイチには「殺す」と宣戦布告!

さらには新世代を“怖いヤツがいない”と挑発!!

撮影/中原義史

『DESTRUCTION in KOBE』
■9月28日(日) 14:30開場16:00開始
兵庫・神戸ワールド記念ホール
※ロイヤルシートは完売

■一番おもしろいケンカができるのがWAR DOGSだと思った。WAR DOGSのファイトスタイルが、俺たちのファイトスタイルに一番合ってると感じたから加入したんだ

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さて、Yuto-Ice選手、OSKAR選手。8.17有明大会で凱旋をはたしましたが、まずはなぜBULLET CLUB WAR DOGSに加入をしたのでしょうか?

Ice 一番おもしろいケンカができるのがWAR DOGSだと思ったから、ただそれだけ。

OSKAR WAR DOGSのファイトスタイルが、俺たちのファイトスタイルに一番合ってると感じたから加入したんだ。

――そしてなぜこのタイミングだったんでしょうか?

Ice いま一番おいしい相手がタイチっていうのは全員わかってると思うけど、その中でどのタイミングで行くが一番いいかって考えた時に、それが『G1』の決勝だったっていうだけっすね。

OSKAR いまのタッグチーム戦線はどん底にある。現王者のタイチとイシイはとてつもなく強大な勢力だ。アイツらに勝てたら、俺たちは大きな爪痕を残せるってわけだ。

――お二人が加入したBC WAR DOGSの印象は?

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Ice リング上とプライベートにウソがないのがWAR DOGS。俺はウソをつくヤツ、その場しのぎで生きたりするヤツが嫌いで、例えば子どもが好きじゃないのに、子どもに媚びを売ったりとか、かわいいと言われたいだけのヤツらとは仲良くできないから、WAR DOGSしかなかった。

OSKAR Iceの言う通り、WAR DOGSはリングの中でも外でも変わらない連中だ。リングの中でも、外でも、常にフルスロットルだし、俺たちには一番合ってると感じたんだ。

――またIce選手は中島佑斗からYuto-Iceにリングネームを変えての凱旋となりましたが、Yuto-Iceという名前に込めた想いとは?

Ice 海外に行って日本人がどう思われるかっていうのを結構感じて、日本のプロレスは進化した特別なものだと思ってて、ジュエリー、ダイヤモンドっていう外国人が一発でわかる“Ice”にしたっすね。Iceにはいろんな意味もあるけど、一番の理由は俺って顔もビジュアルも良くないし、太陽とか月みたいなカッコいい存在でもないけど、それが『G1』優勝、IWGP世界ヘビー獲るとか、トップを諦める理由にもならないし。

――ご自身の中で強い信念を持って改名したわけですね。

Ice そこで俺がどうやったら上に行けるかって考えたら、その太陽とか月を利用する、そいつらを飲み込む。そういう意味で太陽や月の光の反射を利用してさらに光輝くIceにしたっすね。

――そしてお二人のタッグチーム名も、“Young Blood(ヤングブラッド)”から“Knock Out Brothers(ノックアウトブラザーズ、以下K.O.B)”に変更しました。あえてチーム名を変えた意図というのは?

Ice Young Bloodのままだと黒パンのイメージがあると思ったし、俺らは国籍も人種も違うけど、血よりも固いもので繋がっているっていう意味でブラザーズにして、俺、格闘技の試合とかでも判定決着とか嫌いなんすよ。だから、相手をKOする、誰にも文句言われない状態で潰す、そういう意味のノックアウトを合わせてK.O.B。

OSKAR 海外遠征中に思ったんだ。遠征が始まった時は『Young Blood』だったけど、いまはK.O.Bの方がしっくり来るって。なぜなら、ヨーロッパやニュージーランド、行く先々で俺たちはどんなタッグチームもノックアウトしてきた。そして、俺たちは血は繋がってなくても、この6年間ほぼ毎日一緒に過ごして、魂で繋がった兄弟なんだ。だから、このK.O.Bが凄くしっくりきている。

■(海外武者修行で)「新日本でやってきたことは間違いじゃなかった」って確信した。時に古い師から離れ、新たな道を切り開く勇気が必要だということだ。 “新たな師”を求めないといけない

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――2025年1.5墨田区大会から約1年半ぶりの凱旋となった新日本プロレスマットの感触は?

Yuto-Ice 「懐かしいな」「日本人メッチャいるな」ぐらい(笑)。

OSKAR いい気分だった。遠征は長くてキツかった。戻れる日を想わない日はなかった。だから再びここで印象に残る試合をして、ファンの反応に触れることができるなんて、最高な気分だ。

――ここからは海外武者修行について伺っていきますが、どこでどんな生活をおこなってきたのですか?

Yuto-Ice イギリス、ドイツ、オランダ、チェコ、デンマーク、イタリア、スペイン、オーストリア、ニュージーランド……いろんな国に行っていろんなヤツらがおったからおもろかったっすね。

OSKAR ヨーロッパやニュージーランド、合計10カ国くらいを周った。そして、そのほとんどの国で王座に挑んだ。名高い野毛道場出身ってことでウワサが立っていたようで、危険なヤツらって思われていたし、そのおかげで俺たちは数々のタイトル戦に送り込まれた。そして、ドイツでは2冠を獲ってタッグリーグで優勝、オランダでもタッグ王座を獲った。もちろん、どの国にも特有のファイトスタイルがあるから遠征はキツかったけど、毎週違った国で闘うことでさらに強くなれたし、適応する力を身につけ、そこでしか学べないことを習得できた。

――世界各国の遠征で具体的にはどんなものを学びましたか?

Yuto-Ice さっきも言ったけど、「日本人ってこう思われとったんだ」「日本人のレスラーってこういうイメージなんだ」って。ホントに相撲じゃないけど、文化、カルチャーとして日本のプロレスを体現したいっていうか、そういうのが大事だと思った。新日本のリングって外国人も多いけど、その中で日本のプロレスをしていくべきだって思ったっすね。

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OSKAR どんな困難にも耐えられるようなった。どんな障害が立ちはだかったとしても、乗り越えないといけないってことを学んだ。さっきも言ったが、どの国に行っても困難は降りかかってきた。でも、すべて乗り越えないといけなかった。そしてもう一つ学んだことがある……。

――それはなんでしょう?

OSKAR それは忍耐だ。この1年半、俺たちの頭の中には「戻ること」そのただ一つだけがあった。ここに戻ってタッグ戦線を支配して成功を収めること。だからこそ忍耐を持って努力し、目標を貫き通すことを学んだ。

――では、ズバリ海外武者修行で何を掴んで帰ってきましたか?

Ice 「新日本でやってきたことは間違いじゃなかった」って確信したっすね。海外にはいろんなレスラーがおったけど、中坊の時からずっと新日本を目指してやってきて、トライアウトに3回落ちて、ファレ道場行って、4回目のトライアウトで合格して入門して、下っ端で入って黒パン履いてとか、「やっぱ新日本スゲーな」って。

OSKAR 時に古い師から離れ、新たな道を切り開く勇気が必要だということだ。俺たちは(ドン・)ファレさんから更なる学びを得るために再びファレ道場に足を運び、実際に多くのことを学んだ。だが、“新たな師”を求めないといけない時があるんだ。

■ 新世代に“怖いヤツ”いなくないっすか?アスリートっていうか、結局まっとうに真面目に生きてきたヤツらが多い。ケンカができないヤツが多い感じかな

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――凱旋したお二人から見て、現状の新日本マットはいかがですか?

Ice 若手プッシュみたいな流れは正直どうでもよくて、強いヤツが上がるべきだと思っとるし、『G1』には石井(智宏)が出るべきだったって。自分は『G1』エントリーしたことないけど、強いヤツがチャンスを掴むっていうのが大事だと思っとるから、若手だからとか、ベテランだとか、そんなのクソで強いヤツだけが上がれるリング、そういうのがいいっすね。

OSKAR たくさんのヤツらが会社を去ってしまったことが腹立たしいし、いまこそが次世代のヤツらの出番だと思う。でも、新世代のヤツらには不可能かもしれない。そういう状況を遠征中、ただただ見守るしか出来なかったことが本当に腹立たしかった。ずっと俺たちが戻るべきだって思っていた。だからこそ、タイミングの見極めが本当に重要だったんだ。そして、俺たちは、そのタイミングを掴んだ。だから、あとは試合で暴れるだけだ(ニヤリ)。

――いま若手プッシュという発言もありましたが、新世代のレスラーたちに対しては何を思いますか?

Ice  “怖いヤツ”いなくないっすか? ただ、こういうこと言うと、また「ヤカラだ、不良だ」とかって言われるんだけど、プロレスラーってケンカが強いのが一番大事じゃないですか? なんかそういう怖さがないっすよね。アスリートっていうか、結局まっとうに真面目に生きてきたヤツらが多い。むしろ、ベテランの方が怖さがないですか。

――と言いますと。

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ce キレたらめんどくせえじゃないけど、いきなり人の顔面を何も考えずに思いっきり殴れるヤツって新世代でいなくないっすか? それこそ、矢野(通)、(エル・)デスペラード、高橋(ヒロム)とか、上のヤツらの方が多くないっすか。まあ、(ドリラ・)モロニーとかカラム(・ニューマン)はケンカをやるってなったらできるんだろうけど、日本人でいなくない?

――Ice選手の中で新世代の日本人レスラーに怖さは感じないと。

Ice インタビューしとっても、「変なこと言わないようにしよう」っていうか。そういう意味で、上の世代の方がそういう感覚を持ってるヤツらが多い気がするっすね。だから、新世代はケンカができないヤツが多い感じかな?

OSKAR 新世代のヤツらは八方美人ばかりだ。誰も闘う気がない。『いい試合だったな』『ありがとうな』って感じで、そんなの闘いと言えるのか? 本当に勝ちたいのか? おそらく違う、ただ”友だちごっこ”がしたいだけだ。俺たちは稼ぐためにここにいる。俺たちはタイトルを手にして天下を獲る。

――またお二人の凱旋は『G1』優勝決定戦のタイミングでしたが、『G1』に出場したかったという想いは?

Ice 中坊の時からずっと強いヤツとケンカして金を稼ぎたかったから、プロレスラーはケンカが強いと思ってたし、プロレスが一番喧嘩に近いと思ってたし、1ケ月に何試合もタイマンして金を稼げるって最高じゃん? だから、そこは狙っていくっすよ。

OSKAR 『G1』には、常に最強のファイターが出場すべきだと思う。そしてチャンピオンこそが、常に最強の戦士だ。だからこそ、チャンピオンは全員『G1』に出場すべきだと思う。来年、俺たちがチャンピオンになってるか? もちろん、俺たちはチャンピオンになってる。俺は強くなるために、最強のヤツらと闘いたい。だから答えはイエス、『G1』に出場したい。

■タイチほど観客、レスラーの感情を揺さぶるヤツもおらんし、石井ほど海外で求められる日本人選手もいない。だから、そいつらを倒す。そのためにベルトに挑戦する

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――そして、ここからはタイトルマッチへの話を伺っていきます。9月28日(日)神戸ワールド記念ホール大会でIWGPタッグ挑戦が決まりましたが、もともと2人で凱旋してタッグベルトを狙っていましたか?

Ice もちろん。ベルトを持っとったら強いヤツらが寄って来るから、そういう意味でもベルトは持っとくべきじゃん? あとは『G1』観とったけど、タイチとはずっと試合がしたかったし、海外遠征中に石井の試合を腐るほど観てたし、ヤングライオンの時もブリったのは石井の試合が多くて、スタイルとは別としても「オッ、カッケー。こういう風になるべきだ」って。石井、タイチとはホントに漢を張って粋なケンカをしたい。そういう意味であの2人のベルトを狙ったっすね。

OSKAR そうだ。凱旋してすぐに王座に挑戦することが一番だと思っていた。俺たちはずっとトレーニングを重ねてきた。遠征中にいくつもの王座戦を闘ってきて、俺たちは常に準備ができているし、現王者のイシイとタイチはプロレスの達人だ。ピークは過ぎてるかもしれないが、いまなお豊富な知識を持つアイツらを倒せたら、俺たちの地位は確立するだろう。

――あらためて現IWGPタッグ王者・石井智宏&タイチ組の印象は?

Ice メチャクチャ強い、それだけ。タイチほど観客、レスラーの感情を揺さぶるヤツもおらんし、石井ほど海外で求められる日本人選手もいないし、それは2人が強いからで、それ以外ないっすね。だから、そいつらを倒す。そのためにベルトに挑戦する。

OSKAR 風変わりだけど、メチャクチャ強いタッグチームだ。ファンは、アイツらがチャンピオンとして立つ姿を見て最高に盛り上がっていた。だからこそ、タイトルを失うのを目の当たりにしたら心を痛めるだろう。でも、この7、 8ヶ月間でタッグ王座は防衛回数ゼロだ。王座を獲っては獲られるを繰り返している。それでタッグ王者と言えるのか? いまは最強のタッグかもしれないが、それももう終わりだ!

――お二人は8.17有明大会で合体技も披露しましたが、タッグワークに対しての自信はいかがですか?

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Ice OSKARとは付き合いが長いからさ。俺とOSKARはパーソナリティーとか全部違うし、俺は格闘技の動きはできるけど、プロレスの動きは苦手で身体能力も低いけど、逆にOSKARは身体能力が高いし、その2人が合わさったら詰められるところがないっしょ。

――おたがいのウィークポイントを補い合ってるということですね。

Ice いままでにないタッグチームなんじゃない? 日本人とドイツ人のタッグって歴史的にもあった? おらんっしょ。そういう意味でも将来的には、新日本だけじゃなくて「日本って言えばコイツら」って、いろんなところから求められるタッグチームっていうのが、俺らの目標。

OSKAR 100パーセント自信がある。俺たちは、たがいの弱点を見事に補い合ってきた。Iceはまさにトップファイターとして、文字どおりMMAの達人だ。俺は強い格闘歴があるわけじゃないが、常にトップアスリートとして活躍してきた。だからこそ、俺たちはおたがいの違いを力に変えてこれた。遠征中に俺たちが目指すべき対象を見つけるのは凄く難しかった。

――それはなぜですか?

OSKAR だって、ドイツ人と日本人のタッグチームなんて他にいないだろ? 俺たちには身長差と経歴の違いもある。だから、俺たちは自分たちでやり方を考え出さなきゃならなかった。俺たちの攻撃スタイルは唯一無二だと思う。俺たちのファイターやアスリートとしての背景を、完璧に映し出しているんだ。俺たちの勢いを誰も止められないだろう。

■俺たちがタッグチーム戦線の頂点に立って牽引していきたい。俺たちは最強と闘いたいんだ。どの団体に所属してても、どの国のヤツでもいい。そして俺たちが先導を切ってタッグ戦線をさらなら高みへと導く

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――タイトル戦へ向けての秘策などは?

Ice 別にないっすね。やってきたものがそのまま出るんじゃないですか。俺、考えながらやるのって嫌いなんっすよ。ケンカとかって別に考えなくない? 格闘技の試合とかだったらプランを練ってとかあるけど、俺はただただケンカがしたいから、秘策とかはないっす。

OSKAR 俺たちの遠征中の試合を見てきてるかわからないが、誰にも見せてない引き出しはたくさんある。もちろん、いくつか秘策もあるが、明らかなのはこの試合が乱闘になるってことだ。そして俺たちがアイツらをブッ潰すってことだ。

――海外武者修行を経て、パートナーとしてたがいに「ここが凄く成長したな」と思うところは?

Ice とにかく身体がデカくなったなと。あとは「これをやったら?」って言ったら何でもできるし、ホントにOSKARは凄いっす。

OSKAR キック力がさらに強くなった。一緒にスパーリングをすることが多くて、いままでも俺よりずっと強かったが、リングの中でもキックを受けると胸に穴が開くほどの威力だ。俺たちにとって最強の武器になると思うし、シングル戦線でも武器になると思う。

――少し野暮は質問にはなりますが、遠征中に「一度、離れよう」と考えたことなどはなかったですか?

Ice OSKARはライバルやから。「コイツにだけは負けたくない」って。そういうヤツと一緒におるのが一番強くなれないっすか? そういう意味では利用しとるのかもしれない。よく「タッグで仲悪くなって終わるんだろ?」とか言われるじゃないですか。もちろん、仲が悪くなることもあるかもしれないけど、俺の根本は変わらない。強くなりたい。強いヤツとケンカしたい。だから一緒にいるっすね。

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OSKAR ほかの誰かを探す考えはこれまで一度もなかった。遠征中にIceが負傷してしばらく欠場することになって、しばらくシングル戦線に行くことになった。もちろん、それはそれで良かったが、パッとする成績も残せなかった。でも、Iceが復帰した途端に歯車がまたうまく回り始めたんだ。2019年からずっと一緒にトレーニングをしてきて、最初はライバルとして見ていた。最高に仕上がった身体をしてて、「自分史上最強になるんだ」という覚悟と凄い集中力を持っていて、俺もすごい刺激を受けた。

――OSKAR選手もライバル関係だと感じてるわけですね。

OSKAR そして、俺たちは一つ共通項があって、性格は真反対だが、二人とも“偉大さへの渇望”があって、それこそが俺たちを強くしているんだ。だから、他の誰かを探す考えは一度も浮かばなかったし、俺たちの絆はこれからも強くなる一方だと思う。コイツと一緒ならタッグチームとしての目標も達成できるしシングルとしての野望も叶う。だから、この先もしばらくは、もしくは永遠に離れることはないと思う。

――先ほど「いろんなところから求められるタッグチーム」という目標もありましたが、今後のタッグ戦線をどうしていきたいですか?

Ice いま新日本ってタッグはあんま注目されてないじゃないけど、ベルトを持ってれば強いヤツが寄って来るわけで、「俺らと闘いたい」っていうヤツが増えていけば、タッグ戦線は勝手に盛り上がっていくと思っとって、「新日本のタッグチームが全世界で一番強い」ってなれば、いろんなところからレスラーが来たり、そういうヤツら引き寄せる、そういう意味で俺らがベルトを持てばおのずと盛り上がっていくんじゃない?

OSKAR 俺たちがタッグチーム戦線の頂点に立って牽引していきたい。そして、誰の挑戦でも受けてやる。俺たちは最強と闘いたいんだ。どの団体に所属してても、どの国のヤツでもいい。そして俺たちが先導を切ってタッグ戦線をさらなら高みへと導く。ついて来たければついて来い。だが、頂点から降りるつもりはないぞ?

■(タイトル戦で)2人をぶっ潰すのが楽しみで仕方ない。ずっと待ち望んでいたこの日がようやく来るんだ。これまで積もり積もった怒りをここで一気に解き放ってやる!

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――ここで少し脱線しますが、来年1.4東京ドームで同郷の棚橋弘至選手が引退すことについて、Ice選手はどう受け止めていますか?

Ice 結局、俺が新日本プロレスを知ったのは棚橋弘至がキッカケで、中学の時に自分が一番ケンカが強いと思っとって、その時にプロレスを観て、次の日に学校で当時つるんどったヤツらに「プロレス知っとる?」って言ったら、「ここの卒業生にチャンピオンがいる」って言われたのが棚橋で、「俺と棚橋、ケンカしたらどっちが強いかな?」って聞いたら「棚橋」って言われて、それがマジでムカついて、そこで「じゃあ、俺はプロレスラーになって棚橋とタイマンして勝つ」って言っとったのもあるから意識はするけど、いまは石井とタイチに集中。

――あくまで、まずは目の前のタイトル戦に備えると。

Ice それに何の実績もないのに、棚橋の前に立つのはなんか違う。もちろん(11月2日)岐阜大会もあるし、岐阜でシングルっていう考えもあったけど……前にキャバクラでそんな話をしたんすよ。

――キャバクラで!?

Ice 「地元を盛り上げたいから、岐阜で棚橋とシングルしたい」って話したら、キャバ嬢に「棚橋選手とのシングルじゃないと盛り上げられないの?」みたいに言われて、「たしかに……」と思ったから、いまは俺が胸張って行ける状態で別にシングルじゃなくても棚橋の試合で盛り上げてやろうって思っとる。まあ、俺が岐阜大会にカードを組まれるかわからんけど。ただ、いまはマジで石井とタイチ。アイツらホントに強いから、そこに集中しないと俺らがいかれる。だから、棚橋はいま頭にない。

――そして2人の恩師であるファレ選手がHOUSE OF TORTURE入りしてしまいましたが、この件に関しては?

Ice サプライズだよね(苦笑)。あの人の考えとることをすべてわかるわけじゃないけど、まあわかる。俺、結構H.O.Tって好きなんすよ。プロレスって道具使うのもぶっちゃけアリだと思っとって、プロレスはケンカだし、あの人の気持ちもわかるけど、そもそも俺はファレさんと一緒に行動することは頭になかったっすね。

――なぜですか?

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Ice あんなデカいヤツ、ボコった方がおもろいじゃん? あんな怪物と闘えるのってプロレスだからできることじゃないっすか。地下格闘技とかプロでやってた時もあんなデカいヤツと試合できないですから。そういう意味で、俺を拾ったことも、OSKARをかわいがっとったことも、「間違えた。あの時、コイツらのことをピックアップせんかったら自分の立場を守れたのに」って後悔させたいっすね。

OSKAR 最初はショックで、段々と失望に変わっていったよ。長年、ファレさんはBULLET CLUBを讃えてきた。そして最後のOGメンバーとして支えてきた。闘い方も常に激しくて、まさに凶暴そのものだった。だから、H.O.Tのような卑怯者に加わるのは、まるで格下げだ。俺たちも後に続いてH.O.Tに加入すると思った人も少なくなかったかもしれないが、俺たちは自分で道を切り開いていくために、H.O.TじゃなくWAR DOGSに加入したんだ。だからファレさん、アナタも闘う相手になりましたよ。

――では最後に、9.28神戸大会でのIWGPタッグ選手権へ向けて意気込みをお願いします。

Ice マジでホントにアイツら殺す。じゃなきゃ100パーセントやられる。いい試合するとか、そんなのクソでマジでブッ潰す。なんならタッグ終わったあとサシでもいいし。これで俺らがブッ潰して、アイツに「やり返してやる」って思わせたい。強いヤツが新日本のトップにいないのはおかしい。若い世代だけがガアーッていくのもおかしい。だから、アイツらを潰して殺して、俺らがトップにいれば、アイツらもトップに来るっしょ。何度も言うけど、若いヤツは怖さがない。そういう怖さを持っとる人が上にいないのはおかしい。だから、とりあえず殺す(ニヤリ)。

OSKAR 最近、タイチが「新世代がアツい」と言っていた。俺たちもまたアツいということを見せつけるためにさっそくブッ潰してやったし、イシイも同じ目に合わせてやる。(タイトル戦で)2人をぶっ潰すのが楽しみで仕方ない。ずっと待ち望んでいたこの日がようやく来るんだ。これまで積もり積もった怒りをここで一気に解き放ってやる!(ニヤリ)。

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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