男子U16日本代表:FIBA U16アジアカップ2025【3位決定戦】日本 92-93 ニュージーランド 終盤に最大18点差を跳ね返すも惜敗し、大会4位で閉幕
男子U16日本代表:FIBA U16アジアカップ2025【3位決定戦】日本 92-93 ニュージーランド 終盤に最大18点差を跳ね返すも惜敗し、大会4位で閉幕
この試合は38分間、ニュージーランドがリードし、日本は劣勢を強いられ続けます。第4クォーター残り5分31秒、高橋秀成選手(U18 川崎ブレイブサンダース)の3ポイントシュートが決まり、反撃開始。高橋選手は1分半の間に3本の3ポイントシュートを決め、81-86と5点差に迫ります。残り2分、黒田健斗選手(福岡大学附属大濠高校)も3ポイントシュートで続き、その後のディフェンスではオフェンスファウルをもらって攻撃権を奪います。さらに黒田選手をはじめ、チーム全員でオフェンスリバウンドを取ってつなぎ、流れを引き寄せます。
残り59.2秒、越 圭司選手(Concordia Lutheran School of Omaha)がフローターシュートを決め、88-88同点。ふたたび日本はディフェンスを成功させ、越選手の3ポイントシュートで91-88、逆転します。すぐさまニュージーランドも3ポイントシュートを決め返し、同点で迎えた5.2秒。エンドスローインからボールを受けた宮里俊佑選手(琉球ゴールデンキングスU18)がファウルを受け、フリースローを得ました。1本目は外れるも、2本目はしっかりと決めて92-91、残り3.6秒。タイムアウトを取ったニュージーランドはハーフコートから最後のオフェンスへ向かい、日本は守りきるだけです。しかし、ディフェンスの裏側を走ってゴール下へ向かう選手にボールが通ります。終了間際にラストシュートを決められ、惜しくも92-93で最終戦を飾ることはできませんでした。
試合後、キャプテンの白谷 柱誠ジャック選手(福岡大学附属大濠高校)は「チームとして良いところが見られ、世界の強豪を相手と対戦する経験ができました。それが今後の人生や練習、私生活にも生かされていくのでここでヘッドダウンせず、さらに上を目指してがんばっていきましょう」と仲間たちを鼓舞し、世界へ向けた戦いのスタートを切りました。越選手は24点を挙げ、ホーキンス然選手(開志国際高校)と高橋選手が16点で続き、宮里選手は10点・8アシストを記録。主力メンバーを欠きながらもコートに立ったすべての選手が役割に徹し、世界大会常連チームと互角の戦いを見せました。多くの課題とともに、最後に逆転できたことを自信とし、胸を張って帰国の途に着きます。
■白谷 柱誠ジャック キャプテン
「今回のFIBA U16アジアカップでは一人ひとりがしっかり成長をして、ベスト4というチーム目標を達成できてとてもうれしかったです。来年のFIBA U17ワールドカップに向けて一人ひとりが今回負けたことを糧とし、日々成長していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
■アレハンドロ・マルティネスヘッドコーチ
※帰国後にコメント追加予定
■FIBA U16アジアカップ2025
▼大会結果
優 勝:オーストラリア
準優勝:中国
第3位:ニュージーランド
第4位:日本
第5位:韓国
第6位:イラン
第7位:チャイニーズ・タイペイ
第8位:バーレーン
▼試合結果
【予選第1戦】日本 107-51 カザフスタン
【予選第2戦】日本 78-58 サウジアラビア
【予選第3戦】日本 86-76 イラン
【準々決勝】日本 83-72 チャイニーズ・タイペイ
【準決勝】日本 36-101 オーストラリア
【3位決定戦】日本 92-93 ニュージーランド
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