セレッソ大阪【J1リーグ第27節 C大阪vs.神戸】スタイルを取り戻し、攻守に前向きなメンタルを発揮。勝利にはあと一歩届かずも、王者・ヴィッセル神戸を相手に堂々と渡り合い、勝点1を獲得
開始早々、セレッソは最終ラインでボールを失い、ショートカウンターを浴びると、GKと1対1のシーンを作られたが、ジェアン パトリッキのシュートはGK福井光輝がストップ。守護神のビッグセーブで失点は免れた。2分にも、神戸のロングボールからサイドで起点を作られピンチも招いたが、ここもしのぐと、9分にビッグチャンス。吉野が中盤でボールを奪い、香川、本間を経由して左サイドを崩し、最後は大畑のクロスにファーサイドからルーカス フェルナンデスが飛び込む。シュートこそ打てなかったが、鮮やかな崩しだった。12分にも高い位置で奪って、ショートカウンターから決定機。香川のラストパスに抜け出したルーカスがシュートを放ったが、DFのブロックに防がれた。試合の中盤は神戸にロングボールやセットプレーからゴールを脅かされたが、失点はせずに飲水タイムを迎えた。ボール保持では上回るセレッソは、32分、この試合でもキレのある動きを見せていた本間が左サイドからカットインしてシュート。惜しくもクロスバーを越えたが、積極的にゴールを狙う。攻勢に出た35分、セレッソが先制に成功。GK福井を起点に後ろからパスをつないで前進、神戸のプレスをはがして右サイドへ展開すると、ルーカスがドリブルから中へ持ち運び、ファーサイドへパス。ペナルティーエリア内で受けた本間が冷静に中へ折り返し、香川が左足で決めた。この場面では、実に10人の選手がボールに関わり、20本のパスをつないで得点に至った。GKの福井は、「このサッカーは一人だけではダメですし、みんながつながっていないとうまくいきません。練習の成果、スタイルを信じた結果が、得点にもつながったと思います」と誇らしげに振り返った。
(文=小田尚史)
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