【BOATRACE】苦節20年! 西山貴浩が7回目の優出でついにSG初制覇を達成 徳山オーシャンカップ

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE】

 ボートレース徳山の「SG第30回オーシャンカップ」(優勝賞金3700万円)は27日、最終12Rで優勝戦が行われ、予選トップから優勝戦の1号艇を手にしていた西山貴浩(福岡出身・福岡支部38歳)【写真4枚】が1コースからトップスタートを決めてそのまま逃げ切り、デビューから約20年、7回目のSG戦優出でSG初優勝を成し遂げた。今年は2回目、徳山では4回目、通算52回目の優勝。来年3月の蒲郡SGボートレースクラシックの出場権も獲得。97期からは土屋智則に続く2人目のSG戦覇者が誕生した。

【(C)BOATRACE】

 対岸からの横風4メートルという水面コンディション。進入に動きはなく、枠なりの3対3ですんなり折り合った。スタートはほぼ横一線ながら、西山貴浩は宣言どおりにコンマ11のトップタイミング。佐藤翼を制して握った3コースの河合佑樹、2コースから差した馬場貴也を振り切って、しっかり逃げ切った。河合と馬場の2着争いは2周1マークの全速ターンで馬場が競り勝ち、3連単の1-2-3は840円の2番人気と順当決着。

【(C)BOATRACE】

 ゴール後はスタンドのファンから「西山コール」が鳴り響いた。ファンだけではない。レーサー仲間、そして関係者も心の底から待ち望んだ西山貴浩のSG戦タイトル奪取。ついにその瞬間がやってきたのだ。ボート界一のお祭り男は、ややもすれば「人気先行」と言われ続け、西山自身も「バカなことをする限り、レースでも結果を残さなければならない」という葛藤と戦い続けてきた。レース直後に、「やっと開放される~」と叫んだのは、今節のプレッシャーからだけではなかった。西山が自ら選んだレーサーとしてのあり方の葛藤からも開放された瞬間だったわけだ。

【(C)BOATRACE】

 この優勝で賞金3700万円を獲得し、今年の獲得賞金は7824万8466円でランキングは4位へ浮上。今年の目標の1つでもある「グランプリに2ndから出場する」に一歩近づいた。この後、G1三国周年、若松お盆レースをはさんで、8月26日に開幕する地元若松のSGボートレースメモリアルが待っている。本当はSG戦初制覇をめざすために「今年最大の目標だった」大会が、SG戦連覇の偉業をかけての参戦に変わった。あらゆるプレッシャー、葛藤から開放された今、今年のクラシック、オールスターを連覇した佐藤隆太郎に続くSG戦連覇も決して夢ではない。

上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント