渡邉彩香 3年ぶりの6勝目を逆転で飾る
1イーグル、6バーディーを奪った渡邉彩香だが、その7ホールすべて3番ウッドでティーショットを放っていた。「勝つために今はドライバーはいらないかなと思いました」。練習では狙ったところへボールを運べるものの、いざ試合になると大きく曲がることが少なくない。バーディー合戦となった今大会では、パーセーブを積み重ねても優勝争いに加わることはできない。ならば、確実にフェアウェイをキープし、調子のいいアイアンショットでバーディーチャンスを増やすべきだと考えたわけだ。
その作戦は見事に功を奏し、6番ホールまでにスコアを5つ伸ばすことに成功。「早い段階で上が見えてきたので、すごくいい流れでプレーできたと思います」。しかし、一時は混戦を抜け出したものの、ドライバーを使用した9番と10番のパー5でスコアを伸ばせなかったこともあり、後続に追いつかれてしまう。
15番では2.5メートル、16番では2メートルのパーパットを沈め、なんとか優勝争いに留まった渡邉。その我慢が実を結び、勝負どころの17、18番で連続バーディーを奪う。最終的に通算17アンダーまでスコアを伸ばし、2位以下に2打差をつけて今季初優勝を飾った。
渡邉にとって、今大会は所属契約を結ぶ大東建託がスポンサーであり、「10回大会でもあったので、どうしても優勝したかった」が、いろんなプレッシャーを跳ね除けながら、見事に念願を叶えた。この勝利で日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの出場権も獲得。次の目標は、公式競技優勝に絞る。それまでにはドライバーショットの精度をしっかりと上げるつもりだ。
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