九州産馬の頂上決戦!ルピナステソーロやケイテンアイジン参戦、逃げよりも上がり38秒5以下が好成績/佐賀・霧島賞データ分析
7月22日佐賀6レース 16時55分発走予定
九州産馬の夏がやってきた。今週末のJRA小倉競馬場での2歳九州産限定戦・ひまわり賞に続き、佐賀競馬場では3歳以上の九州産限定戦・霧島賞が行われる。JRAと全国の地方競馬から九州産馬が集う一戦。
ここでは2015年~2024年の過去10回のデータを元に分析する。
JRA優勢、兵庫所属馬のデータは精査必要
地方馬では兵庫の2勝、2着1回が目立つが、これは17年と19年に勝ち、18年2着だったキヨマサによるもの。同馬はJRA時代の16年にも当レースを勝ち、その後兵庫に移籍した経歴を持つ。
高知の1勝、2着1回はいずれも昨年の結果で、1着ルピナステソーロ、2着アイアンムスメだった。
基本は2番人気以内
バテずに走り切れる先行・差し好走
最も勝利を挙げるのは差しで6勝。また、先行も3着内率41.7%と高い。過去10回中9回で勝ち馬は上がり3ハロン38秒5以下でまとめており、最後までバテずにしっかり脚を使える馬がいいのだろう。
基本は4歳~5歳
牡馬優勢
霧島賞3着以内のリピート馬は狙え
データからの推奨馬は?
②単勝2番人気以内
③上がり3ハロン38秒5以下を佐賀で出した実績
④4歳~5歳の牡馬
⑤霧島賞3着以内
昨年覇者のルピナステソーロ(高知)はメンバー中唯一、⑤に該当。今年は珍しく霧島賞出走歴さえない馬も多く、この実績は大きなアドバンテージだろう。昨年のJBC佐賀当日の2024九州産グランプリ(1800m)を勝っているが、本質的には短距離がいいタイプ。1400mは好材料で、あとは最内枠から逃げるかどうか。逃げの好走率が低い点が気がかりだが、昨年は2番手から上がり3ハロン38秒5を使っており、②③⑤に当てはまる。
ブリッツクリーク(JRA)は当レースのトライアルレースを勝利。逃げて上がり3ハロン38秒4で直線では後続を突き放したことに加え、勝ちタイム1分29秒0も優秀だった。JRA未勝利から門別に移籍して2連勝ののちJRA再転入した馬。①②③④に当てはまる。
ケイテンアイジン(JRA)は昨年のひまわり賞で出遅れて最後方ながら、すさまじい末脚で差し切った馬。昨夏以降、休養に入っていたが、6月にひと叩きしての臨戦過程は良く、①に該当。データ的には3歳は2着、3着止まりだが、そこを一気に克服すれば。
アイタカは昨年の霧島賞1番人気に支持された馬。当時3歳で馬体重も300kg台の牝馬にとっては厳しい戦いで、序盤のポジション争いで勝ち馬に前に入られるなど展開も影響して8着だった。その後、佐賀に移籍して2024九州産グランプリではルピナステソーロから半馬身差の2着。馬場慣れも見込める。③に該当。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ