不良なら300kg台の差し馬が狙いも、重馬場以上なら馬連1点勝負!/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部

佐賀県競馬組合
チーム・協会

大恵総合研究所 【佐賀支部】

JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。

その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。

小回りだけど、“行った行った”の前決着は意外と多くない

みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。

今日、土曜日はJRA小倉競馬場のひまわり賞に佐賀所属馬が遠征。
九州産馬限定の2歳特別レースにニシカラキタユウマ金山昇馬騎手とエイヨーニニギ山田義貴騎手が出走します。

エイヨーニニギと前日1番人気カラクニダケは同じ牧場で生まれ育った幼馴染。
2頭のエピソード、そして佐賀から参戦のニシカラキタユウマとエイヨーニニギの陣営談話などを昨日のコラムで書いています。

また、佐賀から参戦の2頭の調教映像が佐賀競馬公式Xにアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。
さて、今夜の佐賀最終レースは特別な条件が付かない一般的な「C2クラス」「1400m」。
最終レース以外に組まれるC2クラスのレースと基本的には変わりませんが、念のため最終レースに限定した成績を見てみましょう。(直近1年)

人気の傾向としては、上位人気に信頼が置け、単勝3番人気以内が複数頭、3着以内に入ったレースは27レース中19レース。
約7割の確率で上位人気馬が複数頭、馬券に絡んでいました。

位置取りとしては、5番手以内に先行した馬が3着以内を独占したのは6レースのみ。
佐賀競馬場は小回りコースですが、差しも届きやすく、完全に“行った行った”で決まるケースはあまり多くありません。
6番手以下から3着以内に差してきたレースは全体の8割近くに上るため、3連系を買うのであれば相手に差し馬は入れておきたいところです。

「C2クラス」「1400m」の最終レースの成績(直近1年) 【表1】

最終レースは逃げの勝率がアップ

前項に関連してもう一つ。

完全なる“行った行った”は多くない、と記しましたが、逃げ馬の勝率がいいのがこのレースの特徴です。
下表は今夜と同条件の最終レース(直近1年)と、昨年での逃げ馬の成績を比較したもの。

3着内率はほぼ同じですが、勝率は約16%も高くなっています。

馬券の点数を抑えたい方は、思い切って逃げ馬を1着固定する手もありかもしれません。

1400mでの逃げの成績 【表2】

どの枠が逃げやすい?

では、どの枠からだと逃げ馬は成績がいいのでしょう。

下表は今夜と同じ1400mにおける逃げ馬の馬番別成績(直近1年)。
1番枠から9番枠は3着内率に大きな差はなく、勝率は7番枠や9番枠が高くなっています。

もう一つ、注目したいのは「逃げやすいのはどの枠か」ということ。
最内枠か外目の枠かによって、同じ馬でも逃げられない場合もあります。
そこで、よく逃げられる枠かそうでないかを可視化しようとしたのが紺色の折れ線グラフ。
レース数に対し、何頭が逃げられたかの割合を示しています。

最も逃げやすいのは最内の1番枠。
この枠に入ると24.3%の確率で逃げていました。

2割超えは4番枠まで続き、外枠にいくにつれてなだらかに頻度は下がっていきます。

しかし、着目すべきは大外12番枠。
ここだけ少し逃げの頻度が上がっています。
大外枠からだと内に切れ込んでいく距離ロスがある分、最内枠に比べると逃げるにはやや体力を使いますが、外から他馬に被される心配がないのは利点。

そしてもう一つ。
佐賀競馬ではフルゲート12頭立てになることは多くなく、サンプルが少ないため勝率や連対率はやや低めに出る傾向があることも頭に入れておきたいポイントです。

逃げの馬番別成績 【表3】

不良馬場で好走するある馬

予想に際しては馬場状態も気になるポイント。
筆者の住む関西では、週中に2日ほどほぼ一日雨が降り、金曜も夕立ちがあって土は湿ったままです。

佐賀競馬場のある地点はお天気アプリによると昨日昼頃に1時間に8mmの雨が降ったとの記載。
しかしながら、昨日佐賀競馬場で行われた馬ふん堆肥化施設の見学会の写真からはお天気が良さそうで、なんとも判断が難しいところです。

※リンク先は外部サイトの場合があります

もしも不良馬場の場合、という条件付きのデータになるのですが、300kg台の超軽量馬が好走傾向にあることは押さえておきたいところです。

下表は馬体重300kg台の馬について、全馬場状態と不良馬場での成績を比べたもの。
勝率、連対率、3着内率すべてで不良馬場の方が好成績となっています。

これは肌感覚的に園田競馬場でもあることなのですが、不良馬場になって脚抜きが軽くなることで、非力な300kg台の馬が普段以上に力を発揮できるように思います。

実際、今夜の出走馬でも⑦スターウインは300kg台なのですが直近5走のうち不良馬場だった2回は3着、2着と好走。

不良馬場であれば、差し馬候補として相手に入れたい馬です。

馬体重300kg台の馬の馬場状態別成績 【表4】

では、気になる予想と買い目は?

⑫インゴットバードは高知から移籍2戦目。
大恵総研の「高知からの移籍馬は2戦目までは狙え!」の格言に当てはまります。

高知時代はC3クラスで3kg減の騎手を背に逃げて3連勝を果たした馬。
移籍初戦の前走も逃げて勝っており、勝ちタイムも最速でした。(直近5走)
データからは、大外枠から逃げる頻度は約15%。
他馬の影響を受けにくい点はレースを運びやすいでしょう。

⑩イエローサファイアはJRA未勝利から金沢に移籍してJRA再転入。
JRA1勝クラスでは2桁着順続きでしたが、ダート中距離であれば先行するスピードを見せていました。
それを表すかのように佐賀移籍初戦の前走も4番手から運んで2着。
馬場慣れと上積みが見込める今回は、さらに前で運べる可能性もあります。

今夜の出走馬ではこの2頭が抜けていると感じていて、馬連1点勝負したいところ。(できれば2倍以上ついてほしい)
ただ、不良馬場であれば⑦スターウインの差しも警戒して買い目に入れようと思います。

そこで、買い目はこのようにします。

●良~重馬場
馬連 ⑩-⑫ 1点

●不良馬場
馬連 ⑫-⑦⑩ 2点
3連複 ⑦⑩⑫ 1点

YouTube生配信中! SAGAリベンジャーズC2-9組 出馬表 【出馬表】


文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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