万馬券頻出のファイナルレース!全馬移籍初戦の難解レースは騎手×枠と近走成績から攻める/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部

佐賀県競馬組合
チーム・協会

大恵総合研究所 【佐賀支部】

JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。

その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。

3連単5000円超え

みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。

今日は佐賀競馬場で「COME HOME九州 里帰りジョッキーズカップ」が開催。
普段は他の競馬場で乗っている九州出身ジョッキーを招待してのレースで、小牧太騎手(兵庫)、宮下瞳騎手(愛知)、木之前葵騎手(愛知)など豪華メンバー。
地元・佐賀からも九州出身ジョッキーたちが出場します。
本日の佐賀4レース(17時25分発走予定)、5レース(17時55分発走予定)の2レースで行われます。
ぜひこちらもお楽しみください。

里帰りジョッキーズカップののぼり 【撮影:大恵陽子】

1番人気が勝っても3連単万馬券

さて、今夜の最終レースは「3歳」「全馬移籍初戦」「全馬未勝利」という条件。

やってきました、超難解レースです。
「全馬移籍初戦」は力比較や、佐賀の馬場への適性を見極めることが難しく、荒れやすい条件。
下表は全馬移籍初戦の最終レース(2024年以降)の成績で、6レース中4レースが3連単万馬券で、残り2レースも5000円超えとなっています。

なお、1番人気は2勝、3着2回で勝率33.3%、3着内率66.6%。
過去の傾向からいくと、人気どころから買ったとしても3連単なら50点くらいまで手を広げてもいいかもしれません。

位置取りとしては1コーナーを3番手以内で回った馬が複数頭、3着以内に入ったのは6レース中4レースと6割超え。
前に行ける馬を積極的に狙いたいです。

全馬移籍初戦の最終レースの成績(2024年以降) 【表1】

“内枠の金山昇馬”を検証

前項から前有利なレースであることがわかりました。
今夜のメンバーで逃げ候補の1頭は①マイネルジーニアス
1800m以上の中距離ではあるものの、JRA時代は全てのレースで3番手以内で運んでいました。

騎乗する金山昇馬騎手は内枠好成績の印象の強いジョッキー。
本人は「特にその意識はなくて、たまたま上手くハマったレースが多いだけだと思います」と謙遜しますが、データを調べてみると下表の通り。

佐賀ダート1400m(直近1年)で最も成績がいいのは11番枠ではあるのですが、1番枠は勝率が3番目に高い16.7%で、3着内率も上位でした。
本人が謙遜する理由には、こうした外枠の好成績もあるのかもしれませんが、1番枠も悪くはありません。

さらにもう一つデータを。
金山騎手が1400mの1番枠に入った時の脚質別成績をまとめました。
最も勝っているのは逃げと追込の各2勝で、3着内率が最も高いのは逃げで50%。
対照的に先行した場合、勝率や連対率は芳しくないことが分かりました。

データからの狙いとしては①マイネルジーニアスでハナを取りきる展開でしょう。

金山昇馬騎手の1400mの馬番別成績 【表2】

金山昇馬騎手の1400m1番枠の脚質別成績 【表3】

短距離?先行馬?過去走から探る

今夜は出走11頭中10頭がJRA未勝利からの移籍馬。
そこで、どんなキャリアを持っている馬が有利かを探すべく、下記のような条件別に成績をまとめてみました。

最も親和性が高そうなのはダート短距離(1400m以下)を走ってきた馬。
佐賀の1400mもこなせるのでは、と思ったのですが、JRA時代にその条件で成績を残せなかったということは佐賀でも厳しい戦いになることも多いようで、勝率、3着内率ともにそこまで高くない結果となりました。

では、小回りコースで有利に運べる先行力のある馬はどうでしょうか。
直近5走(距離不問)で5番手以内でレースを運んだことのある馬は勝率8.0%ながら、3着内率は36.0%とやや好走確率が上がりました。(2行目)

上記2項目両方に当てはまる馬はさらに成績が良く、3着内率は40.0%。(3行目)
今夜だと、⑩ダンツリーザ⑪アテナパルテノスが該当します。

さらにそれを上回る好成績なのは持ちタイム最速馬。(5行目)
これは同一競馬場・距離での走破タイムが最も速い馬をピックアップしたもの(ダート1200m~1400m)。
下表の中でも最も好走率がいい3着内率63.6%なのですが「同一競馬場・距離」という点がハードルが高く、今夜の該当馬は1組のみ。
新潟ダート1200mで走ったことのある馬が2頭おり、そのうちタイムが速い⑪アテナパルテノスがこの項目の該当馬となります。

なお、4行目の「前走がJRA芝」については、3勝を挙げるものの、後方のままゴールしていた馬が突如として佐賀で先行して勝ったりするので、好走パターンが見つけづらいカテゴリーとなっています。

キャリア別成績(2024年以降の全馬移籍初戦の最終レース) 【表4】

では、気になる予想と買い目は?

①マイネルジーニアスはデビューから5走全てで3番手以内で運んだスピードのある馬。
しまいは甘くなって着順を落としてしまっていますが、コーナー4回の中山ダート1800mを使われてきた点は、同じくコーナー4回の佐賀1400mと相性が良さそう。
最内枠からハナを取り切れれば好成績の金山昇馬騎手にも期待です。

⑪アテナパルテノスは「前走がダート1400m以下」、「5番手以内でレース経験あり」かつ「持ちタイム最速」に該当する馬。
前項の条件ほぼすべてに当てはまっています。
JRA時代に芝デビューという点からも、それなりのスピードと能力を見込まれていたのではないかな、と推察します。

⑥アイアムルンルンは「5番手以内でレース経験あり」かつ「前走芝」。
デビューから一貫して芝を使われており、その中でも直近2走は勝ち馬から大きく離されていませんから、ダート替わりでそのスピードが生きる可能性はあります。

⑩ダンツリーザは「前走がダート1400m以下」かつ「5番手以内でレース経験あり」に該当。JRAの競馬場では1200m以下を使われてきたため、1400mへの距離延長がポイントになりそうです。

買い目は荒れることを見越してとことん手広くいきます。
3連複フォーメーション
①⑪-①⑥⑩⑪-全 39通り

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文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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