高知からやって来たジョッキーの狙い目は逃げ・先行!?一発逆転ファイナルレースの傾向から探る/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部

佐賀県競馬組合
チーム・協会

大恵総合研究所 【佐賀支部】

JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。

その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。

上位人気×逃げで狙う一戦

みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。

一昨日は関東で、昨日は関西で夕方以降に大雨。
川崎競馬では木曜日に10レースが取り止めになったり、園田競馬では金曜日にパドックを出て行った馬たちが天候不良のため、一旦構内に引き入れられたりと、競馬開催にも影響が及んでいます。

佐賀競馬は今週末、晴れる予報。
無事に、あわよくば自分の馬券も当たりつつ競馬が開催してほしいなと思っています。

さて、今夜の佐賀最終レースは「3歳」「ドリームシリーズ」「900m」という条件。

「ドリームシリーズ」とは、賞金下位から順に編成されたレースのことで、今夜は全馬未勝利の組み合わせとなっています。

今夜と同じ条件の最終レースの直近1年の成績は下表の通り。
9レースすべてにおいて、単勝3番人気以内が複数頭、3着以内に入るという結果となりました。(ピンクマーカー)
これはこのデータ分析コラムを書き始めてから初めての出来事では!?と思えるほど。

また、単勝1番人気の3着内率は88.9%。
とにかく上位人気の信頼度が高いレースと言えます。

また、位置取りとしては超短距離戦とあって、前有利。
逃げ馬の3着内率は100%で、2番手につけた馬も3着内率44.5%です。
ただ、1~3番手以内の馬が上位独占したのは4レースのみ。(緑マーカー)
超短距離ではありますが、極端な“行った行った”ばかりというわけでもありません。

3歳ドリームシリーズ900mの成績(直近1年) 【表1】

枠順も重要なワンターン

前項で述べた通り、前有利な900m。
スタートから最初のコーナーまで先手争いが繰り広げられるのですが、そこで重要になるのが枠順です。

下表は900mの馬番別成績(2024.7.11~2025.7.10)。
特に注目して見たいのが、今夜の出走馬のうち逃げ・先行候補が入った2番枠と9番枠の成績です。

連対率こそ9番枠の方が約5%高いですが、勝率や3着内率は2番枠の方が高い結果となっています。

その2番枠に入った②ハーフェズは移籍初戦の前走、スタートで大きく躓きながらもダッシュをつけて前目に付けることができました。
さすがに4コーナーでは脚が上がってしまいましたが、スタートで走りのリズムが崩れる場面がありながらのダッシュ力は一目置くところがあり、枠を生かせして先行しそうです。

900mの馬番別成績 【表2】

高知からの西森騎手はしっかり逃げ・先行させる

前項で②ハーフェズが枠的にも脚質的にもいいのでは、と書きました。
同馬についてここでもう一つのデータを。

鞍上の西森将司騎手は高知所属のジョッキーで、今年5月末から佐賀競馬で期間限定騎乗を行っています。

高知で乗っている時は「前付けすべき馬でしっかり逃げるジョッキー」という印象。

そこで、高知競馬の最終レース「ファイナルレース」で西森騎手がどのくらいの頻度で逃げ・先行しているかを調べたのが下表です。

佐賀に来るまでの直近1年間を調べたところ、ファイナルに騎乗した半数近くで逃げ・先行していました。
ファイナルレースは先行争いが激しくなることもあり、そう簡単に前付けできるものではありません。

比較対象として、大恵総研が「ちょい差しの井上瑛太」と名付ける、差しがとても得意なジョッキーの逃げ・先行頻度を調べると34.7%。

西森騎手はしっかり前付けしてくれる、ということが改めて分かりました。

高知・ファイナルでの騎手別の逃げ・先行の頻度 【表3】

距離短縮組が好成績

ワンターン900mで行われる今夜の最終レース。
小回りの地方競馬場でのワンターンレースは特殊なため、この距離を得意とするスペシャリストが良さそうな気がするのですが、データ的にはそうではありません。

下表は今夜と同条件の最終レース(直近1年)での前走別成績。
900mで5着以内に入った馬よりも、1300m以上で5着以内に入った馬の方が圧倒的に好成績を収めていました。

1300m以上で上位入着できる力を持った馬を積極的に選びたいところです。

3歳ドリームシリーズ900mの前走別成績(直近1年) 【表4】

では、気になる予想と買い目は?

まず狙いたいのは②ハーフェズ
JRA在籍時、最後のレースとなった未勝利戦では異常歩様のため競走中止しましたが、1か月後の佐賀での能力検査(少頭数での模擬レース)では好タイムを叩き出しました。
その走破タイムは「ドリームシリーズ」で十分通用するもの。
ところが、移籍初戦となった前走ではスタートで大きく躓いてしまい7着に敗れました。
その中でもダッシュはいいモノを見せていましたし、900mで2番枠はいい枠。
鞍上の西森騎手は逃げ・先行タイプの馬に騎乗時、しっかりと前に行ってくれる印象の強いジョッキーという点も心強いです。

⑨イエヤスもJRAからの移籍初戦で好ダッシュを見せた馬。
外枠に入りましたが、900mでもいいダッシュを見せて先行、うまくいけばハナまであるでしょう。
前走から距離短縮組が好成績というデータも追い風で、前走は掲示板に載れませんでしたが、それに準ずる6着でした。

前走5着以内での距離短縮組からは④ゴームズ
5か月ぶりがどうかですが、佐賀競馬公式HPに掲載の無料ネット新聞「うまかつ.net」の調教欄は「太目感なく順調」との短評。
前走は1400mで3番手に先行して4着ですから、その時の走りができればここでも上位でしょう。

あとは抑えで⑤ノーブルグレイドまで。

買い目は3連複1点買いも考えたのですが、ちょっと攻めすぎかなと思い、こちらで。
3連複②④⑨ 1点
馬連②-④⑤⑨ 3点

YouTube生配信中! SAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ3歳-12組 【出馬表】


文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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