ピンチをどう乗り切りますか?ソフトバンク・大関投手。初回の「無死満塁」の危機を脱出。思い出される名作。山際淳司さんの「江夏の21球」
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
ピンチをどう乗り切りますか?ソフトバンクの大関友久投手が初回の「無死満塁」の危機を脱出した。これで勢いに乗って今季6勝目を手にした。「無死満塁」のピンチ。名作を思い出す。山際淳司さんの「江夏の21球」だ。日本シリーズ最終戦を舞台にした選手や監督の心の機微が描かれている。もう一度読み返してみたい作品だ。
9日に京セラドームで行われたオリックス戦。先発マウンドに上がった大関投手は、いきなり3連続ヒットを許した。
大関投手にとって、立ち上がりのピッチングが課題となっている。相手打線はチーム打率12球団トップ。ここで波に乗せたら、大量失点につながりかねない。
4番の杉本裕太郎選手と対峙した。カウント2-2からの5球目。低めにフォークを落として空振り三振に。ワンアウト。理想的なアウトの取り方だろう。
そして、5番ディアス選手には1ボールからの2球目。外角直球を三塁線のゴロに。サードのダウンズ選手がキャッチして三塁を踏む。ツーアウト。そして一塁へ送球。アウト。ダブルプレーだ。「無死満塁」のピンチを脱出した。
二回以降も3イニング連続で出塁を許す。それでも走者をホームに還さない。五回以降は三者凡退の山。大関投手は7回無失点。105球を投げて、許したヒットは5本、与えた四球は一つのみ。粘りのピッチングが冴えわたった。
味方打線が三回に奪った1点を守り抜いて、大関投手が今季6勝目を手にした。初回の大ピンチを切り抜けたのが大きかった。
「無死満塁」。このシチュエーションを目撃すると、どうしても思い出す作品がある。山際淳司さんの「江夏の21球」だ。冒頭の「近鉄バファローズの石渡茂選手は、今でもまだそんなはずがないと思っている。」が読者の心を引き込む。
舞台は1979年の日本シリーズ。広島カープと近鉄バファローズの頂上決戦は3勝3敗で最終戦を迎えた。広島は4-3の1点リードで九回裏の守備に。ここで守護神、江夏豊投手がマウンドに上がる。
ところが、ヒット、四球、敬遠の四球で無死満塁のピンチとなった。江夏投手がイラつく。ピンチそのものにではない。味方ベンチがブルペンに控え投手を準備させたことだ。自分と心中するつもりではないのか?
動揺する江夏投手を、チームメートの衣笠祥雄選手がフォローする。このときの衣笠選手の言葉は心に刺さる。ぜひ、ご一読ください。
江夏投手は空振り三振を取ってワンアウト。スクイズを失敗させて2死に。最後は空振り三振を奪った。日本一。江夏投手がこのイニングに投じたのは21球だった。
近鉄は、現在のオリックス。そして大関投手も、江夏投手もサウスポーだ。それゆえ、今回の「無死満塁」の場面で、山際さんの作品をすぐさま思い出したのかもしれない。
ソフトバンクの大関投手の好投に酔いしれた後は、山際さんの名著を読むのもいいかもしれない。
9日に京セラドームで行われたオリックス戦。先発マウンドに上がった大関投手は、いきなり3連続ヒットを許した。
大関投手にとって、立ち上がりのピッチングが課題となっている。相手打線はチーム打率12球団トップ。ここで波に乗せたら、大量失点につながりかねない。
4番の杉本裕太郎選手と対峙した。カウント2-2からの5球目。低めにフォークを落として空振り三振に。ワンアウト。理想的なアウトの取り方だろう。
そして、5番ディアス選手には1ボールからの2球目。外角直球を三塁線のゴロに。サードのダウンズ選手がキャッチして三塁を踏む。ツーアウト。そして一塁へ送球。アウト。ダブルプレーだ。「無死満塁」のピンチを脱出した。
二回以降も3イニング連続で出塁を許す。それでも走者をホームに還さない。五回以降は三者凡退の山。大関投手は7回無失点。105球を投げて、許したヒットは5本、与えた四球は一つのみ。粘りのピッチングが冴えわたった。
味方打線が三回に奪った1点を守り抜いて、大関投手が今季6勝目を手にした。初回の大ピンチを切り抜けたのが大きかった。
「無死満塁」。このシチュエーションを目撃すると、どうしても思い出す作品がある。山際淳司さんの「江夏の21球」だ。冒頭の「近鉄バファローズの石渡茂選手は、今でもまだそんなはずがないと思っている。」が読者の心を引き込む。
舞台は1979年の日本シリーズ。広島カープと近鉄バファローズの頂上決戦は3勝3敗で最終戦を迎えた。広島は4-3の1点リードで九回裏の守備に。ここで守護神、江夏豊投手がマウンドに上がる。
ところが、ヒット、四球、敬遠の四球で無死満塁のピンチとなった。江夏投手がイラつく。ピンチそのものにではない。味方ベンチがブルペンに控え投手を準備させたことだ。自分と心中するつもりではないのか?
動揺する江夏投手を、チームメートの衣笠祥雄選手がフォローする。このときの衣笠選手の言葉は心に刺さる。ぜひ、ご一読ください。
江夏投手は空振り三振を取ってワンアウト。スクイズを失敗させて2死に。最後は空振り三振を奪った。日本一。江夏投手がこのイニングに投じたのは21球だった。
近鉄は、現在のオリックス。そして大関投手も、江夏投手もサウスポーだ。それゆえ、今回の「無死満塁」の場面で、山際さんの作品をすぐさま思い出したのかもしれない。
ソフトバンクの大関投手の好投に酔いしれた後は、山際さんの名著を読むのもいいかもしれない。
見出し画像:和田のりあき/マジックパパ
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