繋がりの先に、咲き誇れ。石田茉央が語るフェニックスの進化と覚悟【東京山九フェニックス】インタビュー

東京山九フェニックス
チーム・協会
2025年、東京山九フェニックスのセブンズチームが掲げるスローガンは「BLOOM UP」。
昨シーズン築いたチームの絆を基盤に、次なるフェーズとして個々の力を咲かせる──そんな明確な意思の表れだ。
このスローガンのもと、今年のセブンズチームを牽引するリーダーの1人が石田茉央。今季リーダーに就任した彼女が語るのは、チームの今と、ラグビーへの新しい向き合い方だった。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

「LINK UP」の先へ──“BLOOM UP”に込めた意味

「昨シーズンは“LINK UP”で繋がりを大事にして、それが優勝に繋がったと感じています。でもその中で、まだ自分の強みを出せない選手も多くて。今シーズンは、繋がりの上に、それぞれが花を咲かせる段階。個の強さをもっと出していくべきだと思っています。」
昨年の団結を土台に、今年は“自立”と“発信”がキーワード。選手一人ひとりの力が試されるシーズンになる。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

シャチのように──「Like a Killer Whale」が示す戦い方

「今年のチームには誰か一人の“主役”がいるわけではありません。だからこそ、7人全員が立ち続けることが大事。誰が出ても変わらない、そんな強さが理想です。」
全員が14分間走り抜く──そんな“シャチの群れ”のような連携が、チームの最大の武器。レギュラー争いの激化も、成長の後押しになっている。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

世代交代と、自分たちの自立

「昨年までは、裕芽さんや真菜さんのような頼れる先輩がいたことで、どこか甘えていた部分もあったと思います。でも今は、若い選手が多い中で、お互いに意見を出し合いながら練習に取り組んでいて、そこが大きな成長です。」
支えてくれた先輩が抜けたことで芽生えた“責任感”。一人ひとりが声を上げ、チームを動かす姿勢が浸透しつつある。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

注目の選手は「突破力」が魅力

「私が注目しているのは、サバナ・ボッドマン選手。去年も活躍していたけど、15人制を経験して、さらに突破力が増しています。思い切ったプレーで何度もピンチを救ってくれて、本当に頼もしいです。」
プレシーズンから存在感を放つサバナ選手。石田選手が“同じフォワードとして”注目する視線には、信頼とリスペクトがにじむ。

サバナ・ボッドマン 【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

リーダーとして、発信する力

「去年までは、自分から発信することは少なかったんです。でもリーダーになってからは、思ったことはちゃんと口にするようになったし、若手に話を振ったり、みんなの声を引き出すことも意識しています。」
チームをまとめる立場になり、言葉にも責任が宿るようになった。「聞く力」と「引き出す力」を武器に、若手とも信頼関係を築いている。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

自分の変化、ラグビーとの向き合い方

「以前は“楽しければいい”って思っていた部分もありました。でも、リーダーになってからは“どうやったらチームが良くなるか”を考えるようになりました。代表合宿でも多くのことを学んで、それをどうチームに還元できるかを意識するようになりました。」
役割が変われば、視点も変わる。責任ある立場になったことで、石田選手はプレーの中身も思考も、大きく成長を遂げている。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

“指示待ち”から“自発”へ──プレー面の進化

「リーダーや代表合宿を経験してからは、“何がしたいか”を自分から発信できるようになってきました。去年より確実に変わったところです。」
受け身ではなく、自分から動き、提案する。そんなプレースタイルの変化が、チームを底上げする原動力にもなっている。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

すべての想いを「BLOOM UP」に込めて

かつては頼る側だった選手が、今は“引っ張る側”としてチームを支える。
スローガン「BLOOM UP」は、そんな石田茉央自身の歩みにもぴったりと重なる。
「チーム全員が、それぞれの強みを咲かせられるように──。そんなシーズンにしたいです。」
仲間とともに、立ち続け、走り続ける。フェニックスの“花”が咲き誇る瞬間は、もうすぐそこだ。

【Tokyo SANKYU Phoenix Rugby Club.】

取材:東京山九フェニックスPR 佐藤 雄大
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著者プロフィール

2022年度は7人制大会15人制大会のどちらも優勝の二冠を達成し、15人制では、2022〜2024年度にかけて史上初の三連覇を達成。15人制、7人制ともに日本代表選手を常に輩出し、女性ラグビー界を牽引するチーム。チームスタイル「攻め滾るスタイルが女性の未来を変える」チームスピリット「ダイバーシティーの街、渋谷発のデュアルラグビーチーム」として新しい女子スポーツ文化を創造し、渋谷から世界へ女子ラグビー文化を発信している。

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