オビエドが25年ぶり快挙。プレーオフ制し、悲願のラリーガ EA SPORTS 昇格を果たす

ラ・リーガ公式
チーム・協会

【(C)LaLiga】

ラリーガ HYPERMOTION の昇格プレーオフ決勝第2戦が6月21日に行われ、オビエドが25年ぶりとなるラリーガ EA SPORTS 復帰を果たした。本拠地カルロス・タルティエレでの大一番にはクラブ新記録となる約3万人のファンが集結。延長戦まで戦い抜いた末に2戦合計3ー2と競り勝ち、2000/01シーズン以来のトップリーグ昇格を実現した。

敵地での第1戦は初昇格を目指すミランデスが1ー0で先勝。第2戦もその勢いを持ち込み、16分にホアキン・パニチェッリがイケル・ベニトのクロスを頭で合わせ、先制点を流し込んだ。チーム得点王のアルゼンチン人FWは今季のラリーガ HYPERMOTION で40試合に出場し、グラナダのルイス・スアレスに次ぐ20得点を量産。終盤戦は7試合も不発が続いていたものの、プレーオフ準決勝の2試合では4アシストを記録し、クラブ史上初の決勝進出に貢献していた。

【(C)LaLiga】

序盤の失点により2戦合計0ー2と追い込まれたオビエドだが、その後は徐々にボールを支配し、攻勢を強めていく。ハーフタイムの6分前にはミランデスのアルベルト・レイナがペナルティーエリア内でハンドを犯し、PKを獲得。これをクラブのレジェンド、サンティ・カソルラが冷静に決め、ハーフタイム前に1点を返した。プレーオフ決勝での最年長記録となる40歳と190日でのゴールを挙げた大ベテランは試合後、「張り詰めた緊張感があった。先制される難しい展開となったが、自分たちの勝利を疑うことはなかった」と振り返っている。

【(C)LaLiga】

後半は再びミランデスのペースで幕を開けるも、52分にはラヒム・アルハサンのアシストからイルヤス・チャイラがゴールネットを揺らし、2戦合計2ー2に。その後もミランデスが猛攻を仕掛ける中、オビエドは守護神アーロン・エスカンデイの好守を含めた全員守備で抵抗。ミランデスの決定力不足もあってスコアは動かず、決着は延長戦へともつれ込んだ。

延長戦ではオビエドが主導権を握り続け、103分に途中出場のフランシスコ・ポルティージョが鮮やかなボレーシュートで勝ち越しゴールを獲得。ベティス、ヘタフェ、アルメリア、レガネス、そしてオビエドと異なる5クラブでラリーガ EA SPORTS 昇格を成し遂げた試合後、ポルティージョは次のように語っている。

「あのシュートには全てを込めた。ミランデスには苦しめられたけど、驚きはしなかった。相応しい勝利だった」

ベリコ・パウノビッチ監督が就任したシーズン終盤を9勝4分1敗で駆け抜け、オビエドは2000/01シーズン以来となるラリーガ EA SPORTS 昇格を果たした。試合後のピッチにはスタンドからファンが押し寄せ、お祭り騒ぎは翌日のパレードまで延々と続いたのだった。

【(C)LaLiga】

【(C)LaLiga】

【© Real Oviedo】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ラ・リーガ公式サイトです。最新ニュース、各クラブの情報やデータをご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント