<国内男子ゴルフ>みんな背中を見て育つ⛳第18回谷原秀人ジュニアクラシックを開催
地元広島県の松永カントリークラブ(福山市)で、22日は自身主催のゴルフ大会「谷原秀人ジュニアクラシック」を開催。
競技を終えた子どもたちに恒例の熱血指導した。
発足当初は谷原一人でさばいていたが、回を重ねるごとに、協力してくれる仲間が増え、5人以上の助っ人プロの力を借りられた年もある。
だが、酷暑を避けて8月から6月に開催日を移動した今年は、たまたまツアー外競技の「ジョイックオープン」ともろかぶり。
「困りました…どうしようか、と」。
講師集めに奔走する“主催者”の急な要請に快く応えてくれたのが、東広島市出身の平本穏(ひらもと・やすき)と、福山市出身の女子プロ・田辺ひかりさんで、田辺プロは先月の「ミズノオープン」でご自身の人生初キャディにして、阿久津未来也(あくつ・みきや)の初優勝をアシストした知る人ぞ知る勝利の女神。
「来てくれてありがとう!」と、谷原も“元教え子”への感謝に堪えない。
谷原が、27歳の2007年に本ジュニア大会をスタートしてから今年でもう18回目。
今ではPGAツアーで活躍する金谷拓実(かなや・たくみ)や久常涼(ひさつね・りょう)や、女子プロの渋野日向子さんも本大会の出身者で知られるが、実は今回レッスン会を手伝ってくれた田辺プロも「(小学)4、5、6年生の時に参加してました」と、きょう初めて聞いて驚いた。
「本当に…?!」。
谷原が、長年開催を続けてこられた喜びを感じるのはこんな時である。
現在、ゴルフにとても悩んでいる、という田辺さんは、「今こそ谷原さんに教えてもらいたいくらいです」と、苦笑していたが、こんな形で元教え子に再会できるとは、非常に感慨深い。
田辺プロと講師をつとめた平本も、「谷原さんは、これだけ長く貢献活動を続けて優れた選手を輩出しながら、同時にご自身もプロとしてもまだトップを走り続けている。カッコこよすぎます」と、感心していた。
それでも、前日の21日には、自身主催のスナッグゴルフ大会も開催し、腰の痛みをこらえて子どもたちと熱血プレー。
本大会のあとすぐ病院で精密検査を受け、いよいよ手術に踏み切るかの岐路に立つが、「たとえ試合に出られなくなっても体が続く限りは続けます」と、谷原。
地元紙の取材を受け、本ジュニア大会の存続を宣言した。
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谷原が、名実共に“父越え”を実感した場所でもある。
今年は、来月14歳になる長男の悠人くんが共に来場し、大会運営をお手伝い。
今は、ゴルフは続けていないそうだが2年前からサッカーに励んでおり、「パパみたいなプロを目指します!」。
みんな背中を見てすくすく育つ。
<第18回谷原秀人ジュニアクラシック>
◆成績発表
⛳男子高学年の部
優勝 牧野壱哉さん(72)
2位 堀田和さん(72)
3位 鈴木大和さん(74)
⛳女子高学年の部
優勝 髙森杏さん(74)
2位 安藤すみれさん(75)
3位 黒川紗羽さん(76)
⛳男子低学年の部(グロススコア)
優勝 深堀敬介さん(90)
2位 山口慶護さん(93)
3位 山下晴輝さん(94)
⛳女子低学年の部(グロススコア)
優勝 羽様希空さん(58)
2位 野村美波さん(73)
3位 大橋心優さん(80)
⛳主 催
谷原秀人、松永カントリークラブ
⛳後援
中国ゴルフ連盟
⛳協力
一般社団法人日本ゴルフツアー機構、中国地区各県のゴルフ協会、一般社団法人谷原秀人ジュニアファウンデーション
⛳協賛
一般社団法人国際スポーツ振興協会、ユニオンゲートグループ、サトウ食品株式会社、福山赤坂ロータリークラブ、株式会社ホームネット、尾道市
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