【ガンバ大阪】次こそ違う景色を見るために。ガンバが天皇杯の初陣に挑む

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【©GAMBA OSAKA】

昨年11月23日、国立競技場のピッチで噛み締めた悔しさは指揮官と選手だけでなく、サポーターの誰もが忘れてはいない。4年ぶりに進出した天皇杯の決勝で惜敗し、タイトルに手が届かなかったガンバだが、もう一度あの舞台に舞い戻り、そしてタイトルを手にするための戦いが始まる。
「天皇杯は特別で本当に美しい大会だと位置付けている。ホームでもアウェイでも何が起こるか分からないし、求められることが大きい一戦になる。一つの試合が決勝戦というつもりで進めていきたい」(ポヤトス監督)。

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リーグ戦の再開初戦となる清水戦はスコアレスドローに終わったものの、一森らの踏ん張りもあって無失点に切り抜けたガンバだが、中2日の連戦で迎える天皇杯2回戦は、チームの総力戦で乗り切る戦いになる。
昨季も2回戦からチーム全員の力を結集して、熱い戦いを披露したガンバ。「去年の天皇杯では勝つことでメンタル的に成長していった。今年はゼロからのスタートだが、昨年とは違う選手たちと戦う大会になる」とポヤトス監督は力を込める。
下位カテゴリー相手の一発勝負が難しいものになることは指揮官も選手も知り尽くしているが、カップ戦で求められるのは結果のみ。今季、攻守で成長中の中野も「しっかりとアシストやゴールを狙いつつ、しっかりと勝つことだけを意識してやりたい」と気合十分だ。

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ルヴァンカップで経験した延長戦にもつれこむ難しい戦いも教訓に、ガンバに求められるのは先手を取って相手の戦意を削ぐことである。「相手はセットプレーとカウンターアタックをしっかりやって来て、そこで決定づけるチーム」とポヤトス監督はヴィアティン三重を警戒するが、今季は数多くの試合で決定機を作り出しているガンバだけに、決定機を確実にゴールに繋げることで優位に試合を運べるはずだ。
一方のヴィアティン三重もガンバ同様、JFLの戦いから中2日でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。「三重県にJリーグを」を合言葉にJ3昇格を目指すヴィアティン三重は、JFLでは現在7位。15日の横河武蔵野FC戦は0-1で敗れているが、2年前の天皇杯2回戦では名古屋に2-3で惜敗し、昨年も1回戦ではJ3の今治に1-0で勝利。ガンバに対してもモチベーション高く挑んでくる。

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注目はかつてオシム氏の通訳としても活躍し、モンゴル代表監督の経験も持つ間瀬監督で、昨季からチームを率いている。
天皇杯では、ここまで三重県代表決定戦である三重県サッカー選手権大会と天皇杯1回戦の3試合全てを無失点で乗り切っており、ロングスローを機にゴールも奪っているが「相手のCBには上背があると聞いているのでセットプレーはしっかりと対応したい」と中野も話す。
「クラブにとってこのタイトルは重要だと位置付けている」(ポヤトス監督)。 試合に飢える若い力と経験値に満ちたベテランが一体となって、天皇杯最初の関門を突破するのみだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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