【ガンバ大阪】次こそ違う景色を見るために。ガンバが天皇杯の初陣に挑む
「天皇杯は特別で本当に美しい大会だと位置付けている。ホームでもアウェイでも何が起こるか分からないし、求められることが大きい一戦になる。一つの試合が決勝戦というつもりで進めていきたい」(ポヤトス監督)。
昨季も2回戦からチーム全員の力を結集して、熱い戦いを披露したガンバ。「去年の天皇杯では勝つことでメンタル的に成長していった。今年はゼロからのスタートだが、昨年とは違う選手たちと戦う大会になる」とポヤトス監督は力を込める。
下位カテゴリー相手の一発勝負が難しいものになることは指揮官も選手も知り尽くしているが、カップ戦で求められるのは結果のみ。今季、攻守で成長中の中野も「しっかりとアシストやゴールを狙いつつ、しっかりと勝つことだけを意識してやりたい」と気合十分だ。
一方のヴィアティン三重もガンバ同様、JFLの戦いから中2日でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。「三重県にJリーグを」を合言葉にJ3昇格を目指すヴィアティン三重は、JFLでは現在7位。15日の横河武蔵野FC戦は0-1で敗れているが、2年前の天皇杯2回戦では名古屋に2-3で惜敗し、昨年も1回戦ではJ3の今治に1-0で勝利。ガンバに対してもモチベーション高く挑んでくる。
天皇杯では、ここまで三重県代表決定戦である三重県サッカー選手権大会と天皇杯1回戦の3試合全てを無失点で乗り切っており、ロングスローを機にゴールも奪っているが「相手のCBには上背があると聞いているのでセットプレーはしっかりと対応したい」と中野も話す。
「クラブにとってこのタイトルは重要だと位置付けている」(ポヤトス監督)。 試合に飢える若い力と経験値に満ちたベテランが一体となって、天皇杯最初の関門を突破するのみだ。
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