【スターツシニア】「1打1打崩れないように…」 飯島宏明は2戦連続で初優勝のチャンス ~上位トピックス~ S・イエーツ、P・マークセン、谷口徹、桑原克典

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◆スターツシニア・第2ラウンド◆

【©PGA】

雨がパラパラと降るなかで行われた「スターツシニア」2日目の競技が終了した。20位タイからスタートしたルーキーの岩本高志(50)が、前半に5つのバーディを奪って一気にリーダーボードを駆け上がると、後半も2つ伸ばして、この日のベストスコア「65」をマーク。19人抜きの快進撃をみせ、トータル9アンダーはサイモン・イエーツ(55・スコットランド)と並んでトップタイに立った。

トータル8アンダー・3位タイで、飯島宏明(54)、17・18年大会覇者のプラヤド・マークセン(59・タイ)、21年大会覇者の谷口徹(57)が追う。トータル7アンダー・6位タイで16年大会覇者の崎山武志(62)、ソク・ジョンユル(56・韓国)、タマヌーン・スリロット(55・タイ)、鹿志村光一(55)、堺谷和将(54)の5人、トータル6アンダー・11位タイで桑原克典(56)、前年覇者の宮本勝昌(52)ら8人がつけている。

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21年からシニアツアーに参戦している飯島は、前戦の「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」で優勝した宮本に次ぐ2位タイ。またしても初優勝には手が届かなかった。

そのすまいーだカップでパターをブレード型からマレット型に替えて、パッティングは引き続き好調をキープしている。最終18番パー5では、残り250ヤード弱のセカンドショットを3番ウッドで7メートルにつけ、スライスラインを沈めてイーグル締め。一気に3位タイまで順位を上げてきた。「最後おまけにイーグルだったので良いラウンドでした」と白い歯を見せる。

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明日の最終日は、最終組で岩本、イエーツと午前10時にスタート。3人の誰が勝ってもシニアツアー初優勝となる。「優勝したいですけど、1打1打崩れないように頑張りたいですね。やるからには集中してやっていきます」と飯島。混戦を抜け出すのは誰なのか、最終日も目を離せない展開になりそうだ。

以下、上位勢のコメント

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■サイモン・イエーツ トータル9アンダー・トップタイ

「パッティングもよく決まりましたし、ドライバーも距離がよく出ていました。僕の生命線はショートゲーム。最終ホールではファーストカットから3打目のアプローチを1.5メートルに寄せてバーディが取れました。スコットランド人だけど、明日の雨予報は気になりますね。今夜はこわばっている背中のケアをしっかりとやって、残り一日に備えます。息子のショーンがキャディをしてくれていますが、とても頼もしいです」

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■プラヤド・マークセン(17・18年大会覇者) トータル8アンダー・3位タイ

「昨日1年ぶりにグリップ交換をしてきたので、安心してクラブを振ることができて、けっこうフェアウェイキープできました。前のすまいーだカップの最終日は雨でボロボロだった。曇っていると視界が悪くてモヤモヤするのと、下がぬかるんで滑ってしまうので、苦手なんですよね」

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■谷口徹(21年大会覇者) トータル8アンダー・3位タイ

「途中まで(首位で)順調だったのに、16番の右プッシュ池ポチャでへこみました。やっぱりあのダブルボギー痛いですよね。もったいなかったです。ハァー(ため息)。もうちょっとマシなショットを打ちたい。まだ明日があるので頑張ろうと思います」

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■桑原克典 トータル6アンダー・11位タイ

「この大会は上位に来たことがないので、あまり得意ではない。ショートホールでクラブが合わないんです。苦手コースでここまで来られたのはちょっと自信になりました。パターは入ってないので、ショットはまあまあいいんでしょうね。これ以上は望んでいません」

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著者プロフィール

PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

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