【今週の注目レース】三冠馬コントレイルの初年度産駒がデビュー、初陣は日曜東京の2億5000万円馬
【土曜・東京5R メイクデビュー】
ドリームコア(牝2=美浦・萩原清厩舎)は父キズナ、母がGI・2勝ノームコア、さらに叔母がグランプリ3連覇クロノジェネシスという良血馬。追い切りでも好時計が出ており、初戦から期待できそうな好素材だ。鞍上はダミアン・レーン騎手。
【土曜・阪神8R 三田特別】
わずか6頭立てながらも2勝クラスの芝2400m戦は注目の3歳馬対決となった。ゲルチュタール(牡3=杉山晴紀厩舎)はダービーをあと一歩で逃したGII青葉賞3着馬。一方、4戦2勝のダノンシーマ(牡3=栗東・中内田充正厩舎)はセレクトセール3億1000万円の高値でも話題になったキタサンブラック産駒。秋の菊花賞に向けて一歩前進するのはどっちだ?
【土曜・阪神11R 三宮ステークス】
何と言っても注目は大久保厩舎“第二のボンド”、ダブルハートボンド(牝4=栗東・大久保龍志厩舎)だ。デビューは3歳8月と大幅に遅れてしまったが、既走馬相手に1秒0差で快勝すると、以降も負けなしの4連勝で一気にOP級まで駆け上がってきた。重賞馬もいるここでどのような走りを見せるか、試金石の一戦となる。
【日曜・東京5R メイクデビュー】
無敗のクラシック三冠馬・コントレイルの初年度産駒がついにデビューを迎える。初陣を飾るのはユマハム(牡2=美浦・田中博康厩舎)。半兄には菊花賞馬アスクビクターモアがいる良血で、セレクトセールでは2億5000万円の高値で取引された。JRA公式サイトによると馬名の意味は「人名+ハムスターより」という何とも可愛い由来だ。鞍上は横山典弘騎手。
【日曜・阪神5R メイクデビュー】
西の芝1800m新馬戦にも良血馬が勢ぞろいした。GII京都大賞典ほか重賞4勝スマートレイアーを母に持つスマートプリエール(牝2=栗東・大久保龍志厩舎)、GI有馬記念2着サラキアの仔サレジオ(牡2=美浦・田中博康厩舎)、母が米GIの勝ち馬で父キタサンブラックのザタイムハズカム(牝2=福永祐一厩舎)など。注目馬が集まったデビュー戦を制するのはどの馬か?
【日曜・函館11R 函館日刊スポーツ杯】
出走メンバー唯一の3歳馬ドゥアムール(牝3=栗東・中竹和也厩舎)はGIIフィリーズレビューで13着だったが、前走のリステッド・橘Sは逃げて2着とスピードの高さをアピールした。注目したいのはその血統。2頭の兄ブランボヌール、ビアンフェはどちらも函館の千二芝重賞勝ちの実績を持っている。本馬も初勝利は函館で挙げており、生粋の当地巧者の血が爆発することを期待したい。
(文・森永淳洋)
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