【柔道】ブダペスト世界選手権観戦のススメ(2)大会2日目!阿部一二三・武岡毅・阿部詩・大森生純が出場
大会2日目に行われるのは、男子66㎏級と女子52㎏級。阿部兄妹は、兄の一二三、妹の詩ともに5度目の優勝を狙います。王者・阿部一二三に挑む武岡毅、阿部詩を猛追する大森生純の戦いぶりもご注目ください。
一方、昨年10月の世界選手権で準優勝、その後、12月のグランドスラム東京、今年2月のグランドスラム・バクーでも優勝し、しっかりと存在感を見せて今回のチャンスを獲得した武岡も、優勝を狙える実力は十分にあります。体幹が強くて思い切りがよく、密着戦を得意としています。阿部とはこれまで対戦したことはなく、同所属ではありますが、練習でも組み合ったことはないそうです。ぜひ今大会の決勝で、両者の対決を見たいと思います。
海外で有力なのは、パリオリンピック銀メダリストのウィリアム・リマ(ブラジル)、アブダビ世界選手権3位のバジャ・マルゲラシビリ(ジョージア)。その他、ムラド・チョパノフ(中立選手団)、ヌラリ・エモマリ(タジキスタン)、昨年のグランドスラム・アブダビで武岡に勝っているダイキ・ブバ(フランス)も警戒が必要な選手です。
阿部詩は、2018年、19年、22年、23年の世界選手権と2021年東京オリンピックで優勝しており、昨年のパリオリンピックで敗れはしましたが、この階級の第一人者であることに変わりはありません。しかし、パリオリンピックでは、絶対と思われていた阿部であっても、研究され対策を練られ敗れることがあることを思い知らされました。阿部包囲網は変わらないと思いますが、自分の力で勝ち上がるしかありません。今回はノーシードからの戦いとなりますが、スピードのある内股、袖釣込腰、大内刈、そして進化した寝技を駆使し、攻めの柔道で戦ってほしいと思います。
大森は昨年に続き2度目の世界挑戦となります。昨年5月のアブダビ世界選手権は3回戦で、優勝したオデット・ジュッフリダ(イタリア)に敗れましたが、世界の経験を積んだことで成長し、その後、国際大会3大会で優勝しています。選抜体重別では決勝で阿部に敗れはしましたが、以前ほどの大きな差は感じられませんでした。大森の得意技は小外刈などの足技と、そこからつなぐ払腰、足車といった技ですが、寝技も非常に強く、優勝も狙える力がついてきています。決勝で阿部と大森の直接対決ということも十分に考えられますし、ロサンゼルスオリンピックに一歩近づく試合になると思います。
海外の有力選手としては、パリオリンピック銀メダリストのディストリア・クラスニキ(コソボ)、銅メダリストのアマンディーヌ・ブシャール(フランス)、アブダビ世界選手権優勝のジュッフリダ、同3位のマスカ・バルハウス(ドイツ)らが挙げられ、いずれもかなりの強敵です。
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