天国から見守っていてほしい人はいますか?東京六大学野球100年。亡き長嶋さん流「メークドラマ」で早稲田大が3連覇。母校の立教大からは三冠王誕生

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【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
天国から見守っていてほしい人はいますか?東京六大学野球リーグは今年100年を迎えた。記念のシーズンに、亡き長嶋茂雄さんを彷彿させる「メークドラマ」で、早稲田大が3連覇を達成した。そして長嶋さんの母校立教大からは三冠王が誕生した。長嶋さん、天国から見守ってくれていましたよね?まさに、アニバーサルなイヤーですね。

早大にとっては大逆転Ⅴだった。5月の明治大との1回戦で敗れ、自力優勝は消滅した。しかし、あきらめない。翌日、エースの伊藤樹投手がノーヒット・ノーランを達成。3回戦も競り勝って、勝ち点を積み上げた。

翌週、明大が法政大から1敗を喫した。これで早大に自力優勝の可能性が復活。早大は早慶戦で2連勝して、明大との優勝決定戦に進出した。

優勝決定戦は当初、今月3日に行われる予定だった。しかし降雨で順延。奇しくも、この日、長嶋さんが亡くなった。まさに涙雨だった。

そして、この日、早大の小宮山悟監督は選手たちに、長嶋さんの偉大さについて伝えた。小宮山監督は早大を卒業後、ロッテやメジャーリーグのメッツなどで活躍した。長嶋さんと同じ千葉県出身、六大学、プロではチームこそ違うが大先輩だった。

翌日の優勝決定戦。早大は明大に6-5と競り勝ち優勝。3連覇を達成した。小宮山監督は「空の上で、ちょっとだけ早稲田に力を貸してくれたのかなと勝手に解釈しています」と振り返った。

長嶋さん死去の涙雨。これで優勝決定戦が1日延びたことは、早稲田にとってプラスだった。5月31日からの早慶戦で伊藤投手が2連投していたからだ。

雨で優勝決定戦が順延となったため、伊藤投手は中2日で登板できた。少しでも疲労が緩和され、優勝決定戦では完投勝利を挙げた。小宮山監督の言う通り、「長嶋さんが力を貸してくれた」と思えてくる。

これこそ「メークドラマ」。長嶋さんが1996年に巨人の監督を務めたシーズンで、大逆転でリーグ優勝を果たした。長嶋さんが名付けた「メークドラマ」。大逆転優勝を今回、早大が成し遂げた。

また、投手の大記録と優勝についても、長嶋さんと縁がある。1994年に長嶋さんが初めて日本一となったシーズン。この年、槙原寛己投手が完全試合を達成した。そして、今季、六大学では早大の伊藤投手がノーヒッターとなり、優勝もつかんだ。

今シーズン、長嶋さんの母校立教大から三冠王が誕生した。山形球道選手だ。打率4割4分4厘、5本塁打、17打点。戦後18人目で、立教大からは1966年春の槌田誠さん以来2人目となる。

プロ野球はどうなっているのか。長嶋さんが亡くなった3日。巨人は長嶋さんの出身地千葉でロッテ戦の予定だった。しかし雨で中止。翌日は3-5で敗れた。

長嶋さんは天国から六大学野球観戦に夢中になっていたのかも。だから、プロ野球を見るのはこれからかもしれない。

巨人は長嶋さんに捧げる1勝を挙げられるか。5日も長嶋さんの出身の千葉で試合がある。きっと長嶋さんが天国から見守っていてくれるはずだ。
見出し画像:聴き屋のくみさん
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