関西大学クラシコ、関学が首位とプライドをかけた白熱の天王山マッチを制し、今季リーグ戦負けなしで首位浮上!「プレーしている自分達が・・・」プロ注目の7番篠原駿太が語る勝利の意味
第70回関関サッカー定期戦兼、関西学生サッカー1部リーグ第10節が5月31日、ヤンマーフィールド長居(大阪)で行われた。多くの観客が集まったなか、先制点を奪ったのは関学。7番篠原(=神村学園高)のゴールで前半を1-0で折り返す。後半、一度は同点に追いつかれるも怒涛の追加点で試合は3-1で終了。2位関西学院大学は首位関西大学との直接対決を制し、5勝5分でリーグ暫定1位に浮上。一方の関大は6勝2分2敗でリーグ2位に付けている。
関関サッカー定期戦、いつものライバル同士の戦いに加え、リーグ1位・2位が首位をかけた直接対決。絶対に負けられないこの一戦、関学は4-2-3-1の布陣で臨んだ。「首位攻防戦でみんな気合が入っていた」と篠原が語ったように、試合開始直後から、関学は前からのハイプレスと球際の競り合いでチャンスを作る。
前半14分には、FWの山本吟侍(=高川学園高)が1本のパスで抜け出し、関学のカウンター。最後はゴール前で逆サイドにいた7番篠原(=神村学園高)にアウトサイドのパスを出し、チャンスを迎えるも相手の守備に阻まれる。しかし、さらに勢いに乗る関学は前半22分、連携したハイプレスから高い位置でボールを奪うことに成功。一度は相手にクリアされるも、これにすかさず反応した7番篠原がペナルティエリア前からドリブル。1人で関大センターバックを抜き去り、最後に左足で振り抜いたシュートはゴールニアへと吸い込まれ待望の先制点。前半終盤、関大に押し込まれる展開が続いたものの、3番CB古田の好守もあり1-0で前半を折り返す。
両者激しい攻防が続くなか、後半関学は何度もゴール前で絶好のチャンスを作るも、ゴールに繋がらない。関学ペースに思えた後半31分、後がない関大が中盤でボールを奪ったところから一気にカウンターのスイッチが入る。関学のCBがボールマンに夢中になった瞬間、関大FWの今西が1本のパスからゴール前へ抜け出し、華麗なループシュートで試合は1-1の振り出しに。
このまま同点決着と思われた後半33分、右サイドでボールを持ち運んだ関学SB山本楓大(=サガン鳥栖ユース)がスライディングを受け、ゴール前でファウルをもらう。このファウルでジュビロ磐田内定の関大SB吉村瑠晟が2枚目のイエローカードで退場。良い位置からのFKに加え、相手は1人少ない状態。キッカーはファウルを受けた山本、ゴール前へカーブ気味の絶妙なキックを放ち、これを12番CB西田(阪南大高)が強烈なヘディングで押し込み、起死回生の勝ち越し弾。直後に足をつって負傷交代となったものの、チームを救う値千金のゴールで試合は2-1に。
一気に流れを変えた関学は後半92分、交代で入ったFWの小西(=サガン鳥栖ユース)が角度のないところから左足で絶妙なシュートを放ち、ダメ押しの3点目。関学はこのリードを守り切り、試合は3-1で終了。退場者も出た関大との白熱の天王山対決を制し、試合後の選手たちは歓喜に溢れた。
選手インタビュー
この日先制点を決め、攻守に貢献した7番篠原(=神村学園高)は試合を振り返って「関関戦ということもあって、運営やイベントなど、(周りのメンバーら)が前々から準備してくれていた。そういった意味でもプレーしている自分たちが今日しっかり戦って3-1で勝てたのはよかった。(個人的なパフォーマンスに関しては)先制点のところはこぼれてくるかなと予測して、あとはシュートするだけだった。課題としては後半に2点目のチャンスもあったので、そこを決めておけば、もっと流れも良くなったと思うので決定力、ゴールというところはもっとこだわっていきたい」と語った。
また、6月から始まる関西選手権に向けて、「最近までは得点が取れてない試合が多かった。自分たちが点を取れば後ろがしっかり守ってくれるので、選手権勝ち上がって、総理大臣杯まで行きたい」と意気込みを述べた。
次戦6月8日、シード権を得ている関学は関西選手権3回戦で京都先端大学と対戦する。
(取材・文 草山健吾)
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