3歳頂上決戦は九州でも!佐賀皐月賞馬か上がり馬か、好走データは?/九州優駿栄城賞データ分析
6月1日佐賀5レース 18時05分発走予定
佐賀競馬の3歳頂上決戦「九州優駿栄城賞」が行われる。日本ダービーから約2時間後、九州の地でナンバーワンをかけた戦いで、一昨年までは「九州ダービー栄城賞」、昨年は「栄城賞」の名で行われた。佐賀皐月賞馬か2歳王者か、はたまた上がり馬か……という構図は佐賀でも同じ。
ここでは2015年~24年の過去10回のデータを元に分析する。
1番人気3着内率90%も、その着順によって万馬券も
ただし、1~3番人気で上位独占を果たしたのは20年と24年のみで、他の年は1頭は必ず4番人気以下の馬が入着した。
3連単万馬券は5回で、最も高配当は22年の6番人気→3番人気→1番人気の順で5万7510円。前年には10番人気が3着に入ることがあったが、1、2番人気が1、2着で、3連単は1万1090円。人気薄の激走と併せて、1番人気が1着か3着かによって配当は大きく変わる。
能力があれば差し切れる舞台
逃げは勝率が30%あるが、2着は0回で3着も1回のみ。逃げ馬にとっては逃げ切れるか飲み込まれるか、白黒ハッキリした結果となりやすい。
なぜか不振の4番枠
対照的に成績に偏りがあるのが2番枠。勝率30%と高いが、2着も3着も0回だ。
また、4番枠は3着以内が一度もない。18年には佐賀皐月賞を勝ったリンノゲレイロ(1番人気)が4番枠から8着、20年は佐賀移籍後3連勝で前哨戦を制したアイノウィステリア(4番人気)が5着、22年は佐賀で無敗の9連勝中だったタケノサイコウ(2番人気)が休み明けで4着など、不思議と不振が続く。
好走率の高い種牡馬は?
当レースと同じ佐賀ダート2000mはレース数が少ないため、同じコーナー6回の1750m~2000mを対象として直近3年について調べたのが下表。
勝利数・勝率ともにバランスが取れていいのはリーチザクラウンやニューイヤーズデイ。ナダル産駒は好走率が高く見えるが、これは特定の1頭による成績のため参考外と考えていいだろう。
なお、下表は当レース出走馬の種牡馬のみを抽出した。
牝馬の割引不要
佐賀皐月賞組が好成績
データからの推奨馬は?
②差し
③佐賀皐月賞3着以内
④リーチザクラウンやニューイヤーズデイの産駒
⑤3番、7番、9番だとなお良し
※4番枠は鬼門
※牝馬による割引不要
⑧ムーンオブザエースは佐賀皐月賞の勝ち馬。今年初めまでは重賞で2着と後塵を拝すこともあったが、2月に飛燕賞で重賞初制覇を果たすと、以降、同世代相手には負けなし。生涯を通じても3着内率100%という馬だ。ニューイヤーズデイの産駒でもあり、①③④に該当。
リーチザクラウン産駒の⑥ツモは5連勝中で、前走・鯱の門特別を圧勝。後方から一気に捲る末脚が武器で、3戦続けて上がり3ハロン38秒台の末脚を繰り出している。①②④に当てはまる。
④ミトノドリームは2歳時にネクストスター佐賀を勝った馬。3歳になってからはテンションの高さが一つの課題となり、力を発揮しきれていないが、ポテンシャルを秘めた馬。巻き返しも十分に考えられるが、データ的には不振続きの4番枠に入ったのがどうか。①③に該当。
③アオイノユメは重賞でのここ2走、鋭い末脚を発揮して共に3着。前走・佐賀皐月賞では1コーナーで外に膨れる場面があったが、4コーナーではロスなく回って上位と差を詰めた。②③⑤に当てはまる。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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