【日本プロ選手権】生源寺龍憲がトップとの差を積極的に縮めて通算12アンダーでノリスと並んだムービングサタデー
日本プロゴルフ選手権 第3ラウンド
「今日はよく我慢しながらプレーできたなと思います」と冷静に一日を振り返る。
スタート時は首位ノリスと生源寺の間には8打の差がついていた。「少しでもプレッシャーをかけながらやりたいなと思っていた。好き勝手されたら悔しいので」と闘志を燃やし、生源寺はムービングサタデーの幕を開けた。
フェアウェイに置けばショットはチャンスに着けられると、これまでのラウンドから経験を得ていたので、ティーショットではなるべくフェアウェイキープを心がけた。前半3バーディ・1ボギーの34。後半は12番で4つ目のバーディ奪取。好機が来るのをじっと待ち続けた。
一方でトップを快走していたノリスの状況を16 番終了後、スコアボードでようやく知り“意外と伸びていないな”とうなずいた。17番(226yard/Par3)では4番ユーティリティを使い、ピン30センチにピタリつけてバーディ。最終18番では2.5メートルを流し込み、連続バーディを仕留めることに成功。ノリスとの差を積極的に縮めにいって、結果「8」あった差はゼロ。生源寺がムービングサタデーの主役になり、優勝争いに加わることができた。
生源寺は「明日(最終ラウンド)もしっかりと落ち着いてプレーすればチャンスがあると思います。しっかりプレッシャーをかけながらやりたい。これまでは毎週優勝争いをしていて、良いところまでいって勝ち切れていなかったので、来たチャンスをしっかりと掴めるように頑張りたいです」と気持ちを高めていた。ツアー2勝目は日本最古の公式戦優勝で飾れるかどうか、試練が待っている。
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