【ガンバ大阪】歯を食いしばって立ち上がる。ガンバが川崎F戦で負の流れを断ち切る

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【©GAMBA OSAKA】

ルヴァンカップ1stラウンドの3回戦では磐田に延長戦の末に競り負け、無念の敗退。連戦の中で公式戦3連敗となったガンバだが、指揮官と選手たちの目から輝きは消えていない。
「歯を食いしばって、この流れを止めていい方向に向かいたい」と鈴木が言えば、黒川も「この状況を変えるには歯を食いしばって、勝ちにつなげないといけない」と秘めた決意を口にした。
一つの重要なタイトルの可能性を失った上に、中3日での連戦となる川崎F戦だが悪い流れは自力で断ち切るのみ。ガンバは今季のACLEで準優勝を収めた難敵、川崎Fとのアウェイ戦に挑むことになる。
「切り替えてやるしかないし、3連敗という結果を引きずるよりも、それを払拭する戦いをしたい」。磐田戦ではメンバー外となった宇佐美は力を込めた。

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攻撃的なサッカーをスタイルとする川崎Fだが、昨季まで福岡を率いた長谷部監督のもとで、新たな戦い方を見せ始めている。
「相手がボールを持てば自分たちが苦しむし、我々がボールを保持したら、相手が苦しむ」とポヤトス監督もボール保持の重要性を試合のポイントに掲げるが、重要なのは「ボールを持たされる展開」に陥らないことである。
「元々持っているパスサッカーに加えて、セーフティにやるところはやって、それを上手く活かしている」と話すのは鈴木である。

前節終了時点で、試合数が1試合少ないにも関わらずリーグで2番目に多い26得点を奪っている川崎Fだが、最も注意すべきは切り替えの速さと全員の守備意識の高さ。「攻守の切り替えがかなり速いし、ショートカウンターが多い」と福岡も警戒感を口にする。

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だからこそ、ガンバに求められるのは3連勝中に見せていた臨機応変の戦い方である。「しっかりと守りながらも、どれだけ前に出ていけるか。ボール保持も大事だが、勝っていた時にやれていたことをしたい」(宇佐美)。
時には自陣で手堅いブロックを作りながら、磐田戦で華麗なループシュートを決めたヒュメットを活かすシンプルな攻撃も有効になるはずだ。

一方の川崎FもACLEの決勝で敗れた後、タフな戦いで巻き返し始めている。前節は浦和に土壇場で失点を許し3連勝を逃したが、明らかにチーム状態は上向きだ。マルシーニョや家長、2得点4アシストと好調の脇坂ら警戒すべき選手も多いが、とりわけガンバが封じるべきは、中盤でタクトを振るっている山本である。「悠樹君(山本)はアシストだけでなく、起点になるパスを出せる。彼は色々なものが見えているし、技術もあるので注意が必要」と半田もかつての僚友を警戒する。
ガンバの特徴を知り尽くす山本はタックル数でチーム2位。セットプレーでも鋭さを見せている山本をチーム全体で抑えたい。

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ボール保持は目指すが、シンプルな鋭い攻撃もガンバの武器。「カウンターも持っておくべきだし、柔軟性が必要になる」(鈴木)。
どんな内容だろうと勝点3を手にすることが、今のガンバが目指すところである。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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