【スキー】「SNOW AWARD」優秀選手賞 やっぱり強かった“アンカー山本涼太” 世界選手権はゴール前の進路妨害でメダル届かずも「一番楽しいレースだった」
ノルディックチームからはクロスカントリーの馬場直人選手(中野土建スキークラブ)、ジャンプの小林陵侑選手(TEAM ROY)と高梨沙羅選手(クラレ)、複合の山本涼太選手(長野日野自動車SC)、葛西優奈選手、葛西春香選手(ともに早稲田大学)の6選手が「優秀選手賞」に選ばれました。
一番楽しかったのは世界選手権の混合団体
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「シーズンで一番印象に残っているのは世界選手権の混合団体です。自分の最後のスプリントでメダルを逃してしまい申し訳なく思っていますが、個人的には一番楽しい試合でした。ジャンプも一番遠くに飛べて嬉しかった。けれど、活躍している葛西姉妹にメダルを持たせてあげられなかったのはすごく心残りです」
妨害されなければメダルが取れていたはずのレース。完全に消化できたわけではないものの「結果について言うことはない」とし、2シーズン前のW杯総合王者でもあるオーストリア選手をそこまで追い詰めたこと、そしてFISを新ルール導入に動かしたことは「評価できるかな」と話しました。
猛スパートで日本に銅メダルをもたらした北京五輪に続き、今年の世界選手権でも期待を裏切らなかった“アンカー山本涼太”。強いだけでなく、楽しませる走りの秘訣は「責任感ですかね(笑)。面白いレースになるように工夫はしますし、自分が冷静になれる走順なんだと思う」。
雪山とデスクワークで奮闘のオフ
シーズンが終わってもまだ雪山で活動と、さすがは世界トップスキーヤーですが、短いオフは所属先で社業に従事できる貴重な期間。人事部の一員として、最近は講演会の準備をしたりスキークラブのホームページを更新したりと「ずっとパソコンに向かっている」日々だそうです。
「五輪の複合が変わっていく中で戦うしかない」
「オリンピックでは出場選手が55人から36人に減りますし、団体も4人から2人のチームスプリントになります。オリンピックの中での複合の歴史が変わっていく中で戦っていかなければならないけれど、自分の持ち味であるジャンプ、そしてクロスカントリーを強化してオリンピックでも面白いレースができるように引き続き頑張っていきたい」
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