<国内男子ゴルフ>祝・ベストアマ。下園航太さんが初の決勝進出で垣間見たもの
最古のオープン競技「第90回 関西オープンゴルフ選手権」
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目標は「最終日を表街道(アウトコース)から出ることだった」という。
だが、前日の3日目は「69」と伸びあぐねて、実現しなかった。
日野ゴルフ倶楽部は大学のキャディバイトでいつも回らせていただくコース。
「慣れているはずでしたが、トーナメントのセッティングに対応できなかった」と、悔しそうだった。
だだ、昨年は予選敗退した本大会で、初めて決勝進出し、「これからプロを目指す前に、こういう機会をいただけたことは、本当にありがたい」と、今年のプロテスト受験とQT挑戦を控えた下園さんには何よりの経験に。
予選ラウンドでは永久シードの倉本昌弘(くらもと・まさひろ)と共に、今季開幕戦で初優勝した大学OBの生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)との同組ラウンドにも恵まれた。
「球の質や、スピンコントロールがバツグンですし技の引き出しも多くて一級品。ほんとうに凄かった」と、目に焼き付けた。
生源寺と初ラウンドした高校3年時に同大に誘われ入学を決めた。
「生源寺さんはあの時も8アンダーくらいで回られていて。当時からうまかったですが、あれからさらにレベルアップされていて。生源寺さんみたいに、世界を飛び回れるプロになりたいです」と、目標も新た。
2日目の夜にはコース近隣の温泉で生源寺とばったり会い、翌晩は焼肉をごちそうになったそうだ。
食事の席では、トレーニングや体のケアの仕方のほかにも「プロになったら経費はいくらかかるか、とか…」。
華やかな世界だけでなく、トッププロの現実も垣間見られた。
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