ボートレース常滑の「G2第10回レディースオールスター」は16日、予選最終日となった。15日の開催3日目を振り返ると、南からの左横風2メートルで1Rが開始されたが、南東からの追い風と行ったり来たり。風速は1～3メートルの範囲で穏やかだった。

　3日目の決まり手は逃げが最多で7本、まくりが3本、差しが2本。配当面では3Rで西岡育未が4カドからまくって3連単は5万円台の高配当。4Rも4カドの関野文がまくって連続万舟券。11Rは3コースから冷静に差し抜けた清水愛海がシリーズ初勝利を挙げて2万円台の万穴決着だった。

　3日目を終えて得点率トップは8.50の細川裕子(愛知出身・愛知支部43歳)【写真上】。3日目6Rは2コースから冷静に差し抜けた。「舟の向きが良くて押し感もありました」と2日目からの連勝を3に伸ばしてニッコリ。「2日目より乗りやすくなったし、これなら悪くないです」と日増しに気配は上向いている。予選ラスト日は8R4枠の1走だ。

　得点率2位は8.25の渡邉優美、3位は7.75の川井萌、4位が7.50の鎌倉涼で、5位が7.40の浜田亜理沙。渡邉、川井、浜田とドリームメンバーが好位置に付けている。

　3日目後半8Rで3コースからまくった西橋奈未(石川出身・福井支部28歳)【冒頭の写真】は、今節2勝目をマーク。得点率を6.60の10位まで押し上げた。「ずっと感触は悪かったけれど、後半はプロペラを思い切ってたたいて一番良かったです。下がっていた伸びも良くなったし、一番良かったです」と会心のレースに満面の笑みだった。予選ラストは9R4枠だ。

　挽回と言えば、2日目に不良航法で減点10があった遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部37歳)【写真上・中央】が3日目3･1着と気を吐き、得点率6.40で14位と準優圏内に戻してきた。12Rで逃げ1着後は「ずっと初動のかかりや押しがあまかったので、1マークは3番（高田ひかる）の引き波にハマりそうだったけれど、このレースは良かったですね」と振り返った。そして「バランスが取れて足はいい方だと思います」とジャッジした。予選ラスト走は8R5枠が出番だ。

　準優出場ボーダーの18位は得点率5.75の井上遙妃。以下、19位が5.50の大瀧明日香、そして20位タイの5.25には岩崎芳美、武井莉里佳、佐々木裕美、海野ゆかり、森下愛梨の5人が並んでいる。3日目10Rを逃げ切った地元の大瀧は「伸びに関しては悪くないけれど、競り負けるのでターン回りがどうかなって感じです」と3日間の走りと仕上がりを振り返った。4日目は5R4枠から気合の走りで予選突破を狙う。

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