ボートレース常滑の「G2第10回レディースオールスター」は14日、序盤の2日間が終了した。2日目を振り返ると、風速は1～3メートルと穏やかだったが、風向は定まらなかった。決まり手は逃げが最多の6本、まくりが3本、差し、まくり差し、抜きが1本ずつ。ほとんど初日と傾向は変わらず、逃げが1本減って、まくりが1本増えた形だ。

　配当面では、2日目5･10Rで万舟券が出現。5Rは遠藤エミが2コースからまくって3連単2-6-5で2万円台、10Rは武井莉里佳が4コースからまくり差して3連単4-5-6で3万円台の高配当だった。

　その武井莉里佳(兵庫出身・兵庫支部24歳)【冒頭の写真・右側】は「前半の反省を踏まえて、ここは差し(まくり差し)にいきました」と説明。2日目前半6Rは3コースから果敢にまくっていったが、1コースに抵抗されて攻め切れず、それでも2マーク冷静に2艇を差して2着だった。「最近は流れが良くなかったけれど、この1着で断ち切れたかなと思っています」と得点率は6.33まで押し上げ11位タイに。3日目は4R1枠とポイントアップのチャンスだ。

　2日目連勝は細川裕子(愛知出身・愛知支部43歳)【写真上】。前半2Rを3コースまくり、後半11Rは1コースから逃げ切った。細川は「後半は舟の向きは良かったけど、2周目以降がバタバタしていて乗りづらかったです」と課題を挙げたが、初日にキャリアボデーを交換して最悪の状態は脱出している。「いい人はいるけれど、それなりの足にはなっています。これなら戦えるかなと思っています」と2日目の連勝で得点率は8.00の5位タイまで浮上した。3日目の出番は6R2枠の1走だ。
　
　2日目1着、2着、あるいは2着、1着は川井萌、渡邉優美、富樫麗加、武井莉里佳の4人。2日目3Rで2コースから差し切った川井萌は「試運転から前へ進んでいる感じがあったし、差せそうな乗り心地でした」と出足関係には十分な手応えを感じている。2日目を終わって得点率は9.00の2位。3日目は10R6枠の1走だ。

　2日目7Rを1コースから逃げ切った渡邉優美(福岡出身・福岡支部32歳)【写真上】は「初日はチルト0で合っていなかったので、2日目はマイナスにしてプロペラをたたきました。こっちの方がいいですね」と笑みがこぼれた。2日目終了時点で得点率は8.33の4位。3日目は4R3枠が出番だ。

　なお、2日目は5Rで清水愛海、10Rで遠藤エミが不良航法。マイナス10点となった。

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