第1ラウンドを終え、長澤とともに3アンダーパーで個人戦首位に並んでいた岩永杏奈だったが、この日はドライバーショットが乱れて苦しいラウンドを強いられた。
1番で幸先よくバーディを奪い、4番でもスコアを伸ばした岩永。良い流れを掴んでいるかと思われたが、「3番ホールぐらいからドライバーショットがまっすぐいかなくて……」スコアとは裏腹に胸中には不安があったよう。
その心模様が出てしまったのか、5番でボギーを叩いてしまう。「5回ぐらい林に打ち込んでしまった」とトラブルに見舞われるも、必死にパーをセーブする耐えるゴルフで凌いでいた岩永だったが、14番と最終18番のボギーを喫し1オーバーパーでホールアウト。この日は不採用スコアに終わってしまった。

しかし、「アイアンはそこまで悪くないので。ドライバーショットをフェアウェイに打てるよう」と、修正点が明らかなだけに岩永の表情に焦りは見られない。日本チームも韓国チームに逆転を許し2位に後退したが、「今日は2人が頑張ってくれたので、明日と明後日はチームに貢献できるように頑張りたい」と、自らのプレーで日本チームを逆転優勝に導こうとする強い気持ちを感じさせた。