セレッソ大阪【J1リーグ第16節 C大阪vs.横浜FM】ラファエル ハットンの先制点が決勝点に。古巣戦に臨んだ畠中槙之輔を中心に守備陣も今季2度目のクリーンシートで3連勝を達成
前半、試合を優位に進めたのはセレッソ。ボールを握りながら相手を見て、空いたスペースに人が入り、テンポ良く前進していく。3分、この試合では2シャドーの左に入ったルーカスが起点となり、オーバーラップしてきた髙橋仁胡がクロス。早速チャンスを作ると、ここで得たCKの流れから、髙橋のクロスに畠中慎之輔がヘディングで合わせてネットを揺らしたが、ここはオフサイドでゴールならず。12分にも喜田陽の縦パスをラファエル ハットンが収めて右へ展開。上門知樹を経由して奥田勇斗のクロスにハットンが頭で合わせたが、ここはクロスバーを越えた。15分、前半に一度だけ迎えた危ない場面では、植中朝日のシュートをGK福井光輝が好セーブ。流れを渡さない。すると、ここからセレッソが怒涛の攻めを展開する。20分、カウンターからルーカスが持ち込んで巻いたシュートを放つと、23分にはルーカスのクロスに逆サイドで奥田が合わせたが、いずれも枠を捉え切れず。しかし、直後の24分、セレッソが先制に成功。相手CBからアンデルソン ロペスに出たパスを西尾が猛然と寄せてカット。ショートカウンターにつなげると、喜田、ルーカス、ハットンと素早くつなぎ、ルーカスのパスを受けたハットンが左足でGKの股を抜くシュートを決めた。試合の前々日に愛妻と愛娘が来日。初めてスタジアムで観戦した家族の前で、背番号9が2試合連続となるゴールを決めてみせた。勢いに乗ったセレッソは27分にも決定機。喜田が左サイドへ大きく展開。髙橋のクロスをDFがクリアしたボールに上門が走り込んで左足で合わせると、GKが手に当てたボールはそのままクロスバーを直撃。相手守護神のファインセーブで惜しくも2点目とはならなかった。以降は横浜FMにボールを持たれる時間も長かったが、危なげなく対応。1点リードで前半を終えた。
(文=小田尚史)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ