ラリーガ EA SPORTS 、第36節プレビュー
レアル・ソシエダ対セルタはヨーロッパ進出のかかった直接対決だ。セルタは前節セビージャを下して勝ち点を49に伸ばし、2016/17シーズン以来となるヨーロッパ行きに一歩近づいた。一方のレアル・ソシエダはここ5試合2分3敗と絶不調。前節はアトレティコ・デ・マドリーに0ー4で大敗し、勝ち点43のまま12位に後退した。今節勝てなければ6季連続のヨーロッパ進出が消滅する可能性もあるが、望みをつなぐことができるか。
火曜のラストマッチはセビージャ対ラスパルマス。前者は16位、後者は19位で勝ち点差は6。負ければ降格決定の可能性もあるラスパルマスはもちろんのこと、8戦未勝利が続くセビージャにとっても極めて重要な直接対決となる。
5月14日(水)の現地時間19時にはアラベス対バレンシア、ビジャレアル対レガネスの2試合が組まれている。降格圏と勝ち点1差のアラベスにとっては、残る3試合全てがファイナル。とりわけ残る2つのホームゲームは勝利が必須となるが、ここ10試合6勝4分と絶好調のバレンシアの勢いを止められるか。
水曜の現地時間21時半には2位レアル・マドリーがマジョルカとのホームゲームに挑む。エル・クラシコの敗戦により首位バルセロナとの差は7ポイントに。逆転優勝は難しくなったが、週末まで可能性をつなぐためには今節の勝利が必須となる。一方のマジョルカは前節バジャドリー戦で4戦ぶりの勝利を手にし、ヨーロッパ争いに踏みとどまった。レアル・マドリーの選手たちがクラシコ敗戦のショックを引きずるようであれば、足をすくわれる可能性もあるだろう。
ラージョはここにきて2連勝。7位から11位までが4ポイント差で並ぶ大混戦の中で、カンファレンスリーグ出場枠の8位をキープしている。一方のベティスは前節の引き分けにより5位ビジャレアルとの差が3ポイントに広がった。残り3節で逆転するためには1試合も落とせない状況にあり、お互い必勝が求められる一戦となる。
バルセロナは水曜にレアル・マドリーが引き分け以下に終わった場合はその時点で優勝が決まるが、レアル・マドリーが勝った場合はエスパニョール戦の勝利が優勝決定の条件となる。両者が最後にRCDEスタジアムで対戦したのは2023年5月14日で、奇しくもバルセロナがリーグ優勝を決めた一戦だった。同シーズンに降格したエスパニョールにとっては屈辱的な経験だっただけに、今回はライバルの祝勝会を阻止すべく燃えているはずだ。
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