【物語りVol.149】リーグワン第18節プレビュー 5.10ホストゲームは試合前から試合後まで「特別な時間」に

東芝ブレイブルーパス東京
チーム・協会

【東芝ブレイブルーパス東京 】

東芝ブレイブルーパス東京では、多くの皆さまにクラブのことをより知っていただくために、今シーズンもライターの戸塚啓さんにご協力いただき、選手・スタッフ一人ひとりの「物語り」を発信しています。

■順位を気にするのではなく「まずは勝利を」

あくまでも、自分たちにフォーカスします。

NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25 第18節の横浜E戦が、5月10日に秩父宮ラグビー場で開催されます。レギュラーシーズン最終節のホストゲームは、プレーオフトーナメントに何位で出場するのかを決定する重要な一戦となります。

試合2日前の8日には、メディアに練習が公開されました。主将のNO.8リーチ マイケル選手、FLシャノン・フリゼル選手、PR小鍛冶悠太選手が、チームを代表して取材に応じました。

リーチ選手は横浜Eの特徴に触れながら、これまで同様に自分たちに目を向ける姿勢を示しました。

「相手は(田村)優を起点にボールが動くし、対東芝のスペシャルなプレーだったり、キックの使いかただったりを想定しています。ただ、自分たちは自分たちにフォーカスして、強い状態で18節を終わりたいと思います」

東芝ブレイブルーパス東京はここまで勝点66の1位で、2位の埼玉WKも勝点66です。3位のS東京ベイは勝点64と、3チームが拮抗した状況で最終節を迎えました。プレーオフトーナメントに準決勝から進出できる2位以内を巡る争い、レギュラーシーズンの優勝の行方に注目が集まりますが、リーチ選手は目前の試合に集中しています。

「とにかく自分たちが積み上げてきたラグビーを、精度良くやりたいと思います。雨の予報もありますが、そのなかでもブレイブルーパスらしいラグビーをやりたいのです」

フリゼル選手も、リーチ選手と同じスタンスです。別々の取材で、選手の思いが重なる。しっかりとした意思統一が、チーム全体ではかられていることが分かります。

「私たちとしては、強く終わりたい。横浜Eもたぶん同じでしょう。最終節ということで、勝って終わりたいという気持ちだと思います。相手は残念ながらプレーオフトーナメントに出場するトップ6には入っていませんが、それでも、とてもいいチームという印象があります」

そして、こう話します。

「今週末だけでなく毎週末、勝つことを最優先にやってきました。それは、変わりません。もう一度優勝したいと思っていますし、チームのために全力で結果を求めて、コーチに求められていることを自分のベストを尽くして体現します」

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■「自分たちはいつもどおりです」と小鍛冶選手

プレーオフトーナメント進出を逃した横浜Eは、どのようなマインドで臨んでくるのでしょうか。小鍛冶選手は「怖いっすよ」と、率直な気持ちを吐露しました。

「僕が相手の立場だったら、最後の試合で絶対に出し切ろう、と考えるので。いいチームですし、厳しい時間は絶対にある。絶対にあっちの流れになるところはあるので、そこをどう覆すのかが大事だと思います」

そのうえで、小鍛冶選手も自分たちに矢印を向けます。

「相手は力を発揮してくる可能性は高いけれど、自分たちはいつもどおりです。まず勝つことに力を尽くす、と」

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同じ日に記者会見に応じたトッド・ブラックアダーHCは、横浜E戦へ臨む姿勢を「stay on」の言葉に込めました。

「80分間気を抜くことなくプレーする。チームのフォーカスとしてはディフェンスの一つひとつのプレーに個人、個人が責任を持って戦う。セットピースの一貫性は、もう一段階次のレベルを目ざしたいと思います」

レギュラーシーズンのここまでの試合で、トッドHCは結果や試合内容に関わらず「学びを得ている」と話してきました。今節はその集大成と位置づけます。

「ホームゲーム最終戦ということで、これまでの17試合で得た学びの集大成として、先週より成長した姿を見せたい。K9と呼ばれるノンメンバーの選手が、どれだけメンバーのために頑張ってくれているのかを、チーム全員がしっかり理解しています。彼らのためにも、いいパフォーマンスを出したい」

チームを取り巻く周囲のサポートに、改めて応えたいとの決意表明もありました。

「ファン、サポーター、スポンサーのみなさんのご支援も、非常に身近に感じながら、選手もスタッフもプレーすることができています。東芝という会社全体を代表する覚悟もしっかりと持って、その気持ちをレギュラーシーズンの最終節でお見せできたらと思っています」

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■5.10ホストゲームは試合前から楽しめるイベントが満載

東芝ブレイブルーパス東京のホストゲームでは、試合前から試合後まで「特別な時間」を過ごすことができます。

ゲート前広場のルーパスガーデンでは、今回も様々なイベントが用意されています。

選手のアイディアが生かされたラグビー体験コーナーでは、メンバー外選手の指導でスクラムとモールの、選手のサポートでラインアウトの体験ができます。選手からスティール(ジャッカル)する体験や、トライ体験のコーナーもあります。

また、昨年好評を博した東京女子体育大学新体操競技部によるダンスパフォーマンスが行なわれます。チーム歌『王者 猛勇狼士』他2曲を華麗に演じます(楽曲は予定)。

前回のホストゲームで行なわれた横断幕メッセージのコーナーもあります。今回はプレーオフトーナメントへの期待を、思いきり書き込んでいただきます。試合後のセレモニーでは、その横断幕とともに全員で写真撮影が行なわれます。あなたのメッセージが、選手に力を与えます。

多彩なラインナップのキッチンカー、オフィシャルグッズ販売ブース、ホストゲーム応援セット販売特設ブースは、これまで同様に来場するみなさんをお待ちしています。さらに、ワインショップで有名なENOTECA(エノテカ)のキッチンカーで、世界各国のワインやサングリアを堪能できます。

場外バックスタンドコンコースでも、オフィシャルグッズ販売ブース、ホストゲーム応援セット販売特設ブース、キッチンカーが出店します。フリースペースでのラグビー体験もできます。試合前から家族と、友人と、楽しいひと時を過ごすことができます。

試合後のグラウンドでは、最終戦セレモニーが開催されます。東芝ブレイブルーパス東京のホストゲームは、選手たちの迫力あるプレーを間近で観られるのはもちろん、試合前から試合後まで様々なコンテンツが用意され、みなさんのご来場をお待ちしています。

(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)

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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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