最終日5月4日の試合結果「メニコン杯 第 28 回日本少年野球関東ボーイズリーグ大会」
中学部は狭山西武ボーイズがサヨナラ勝利で2年ぶりの優勝。 小学部では深谷ボーイズが2連覇を達成。東日本王者に輝く。
最終日となる5月4日、中学部はケイアイスタジアム(埼玉県本庄市)で準決勝2試合と決勝戦が行われた。
小学部では深谷ボーイズと勝呂ボーイズ(ともに埼玉県西支部)が、大田スタジアム(東京都大田区)で決勝を戦った。
東北勢の決勝進出は初めてのことで宮城仙南の快進撃に関係者の注目が集まった。
例年、大会最終日の決勝戦は準決勝とのダブルヘッダーとなる。
ボーイズリーグでは投球過多による投手保護の観点から球数制限を設け、選手の未来への可能性を守る施策を徹底している。
この日、宮城仙南は4人、狭山西武は5人の投手を繰り出す総力戦となった。
宮城仙南は初回、佐藤 海年(さとうかいと)が四球、ヒットの中嶌 優太(なかじまゆうた)を5番・中川 隼汰(なかがわはやた)の二塁打で返し2点を先制。
その裏の狭山西武、村橋 照平(むらはししょうへい)がヒットで出塁、敵失も絡み三進すると、4番・工藤 未来(くどうみらい)が犠飛ですかさず1点を返す。
2回にも内野安打で出塁の西澤 愛翔(にしざわまなと)を村橋の二塁打で帰し同点、3回には小山 蓮心(こやまれんしん)が右中間を破る三塁打で出塁、片井 龍海(かたいたつみ)の犠飛で逆転に成功。
さらに5回、工藤、小山の連打でチャンスをつくると、後藤 結大(ごとうゆうだい)のタイムリーで1点を追加、宮城仙南を引き離す。
2点を追いかける宮城仙南6回表の攻撃、この回の先頭・早川 心(はやかわしん)が中前打で出塁、中嶌三振で一死、久保田 唯斗(くぼたゆいと)の二ゴロで二進、2死から中川の中前打で1点を返すと、四栗 風雅(よつくりふうが)が右越えの大三塁打で同点に追いつく。
7回表、狭山西武はマウンドに5人目の金子 夢人(かねこゆうと)を送る。
今大会、独特な変則モーションからテンポの良い投球で打者を翻弄、注目の左腕・金子、死球を与えるもこの回を零封。
自軍の攻撃に期待をつなぐ。
7回裏の狭山西武、この回の先頭・小山が左中間二塁打で出塁、代走に桂 拓夢(かつらたくむ)、勝負を仕掛ける狭山西武ベンチ。
片井、申告敬遠で無死一、二塁、つづく後藤が四球で満塁、サヨナラのチャンス。
西澤の痛烈な打球はサードライナー、三塁走者戻れず2死一、二塁、なおもサヨナラのチャンスは続く、打席には先ほど好救援した金子。
低めのストレートを捉えた打球はレフト線を破り劇的なサヨナラゲームとなった。
試合後、最優秀選手賞を受賞した金子は、「絶対に自分が決める」という強い気持ちで打席に入ったとコメントしている。
両チームともに勝ちたいという精神性に溢れた好ゲームにスタンドから大きな拍手が送られた。
小学部は深谷ボーイズが連覇。勝呂ボーイズとの接戦を制す。
連覇を狙う深谷ボーイズと、15回大会以来の決勝進出で初優勝を狙う勝呂ボーイズが対戦。
初回の深谷、1死三塁から4番・南雲 隼(なぐもしゅん)の内野安打で先制。2回にも1点を加え深谷が序盤をリード。
勝呂は4回、2点を返し同点、5回にもバッテリーミスとスクイズで2得点と逆転に成功。
2点を追う深谷は5回、1死三塁から内田 力椰(うちだりきや)がスクイズで1点、内田一塁に残って、1番・堀越 麗央(ほりこしれお)の二塁打、2番・金子 俐土(かねこりと)の左中間への適時三塁打で再逆転に成功し2連覇を達成した。
【小学部・個人賞】
最優秀選手賞
深谷ボーイズ 南雲 隼くん
優秀選手賞
勝呂ボーイズ 内藤 ⼼那(ないとうここな)さん
【準決勝】
前橋桜ボーイズ 0対7 狭山西武ボーイズ
武蔵嵐山ボーイズ 4対5 宮城仙南ボーイズ
【決勝】
宮城仙南ボーイズ 4対5 狭山西武ボーイズ
【決勝】
深谷ボーイズ 5対4 勝呂ボーイズ
原稿:広報委員会 文中敬称略
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