「思い切りエナジーを出して若手らしく頑張りたい」。伸び盛りの22歳が臨む初先発

浦安D-Rocks(D1 カンファレンスA)

【🄫ジャパンラグビーリーグワン】

レギュラーシーズンは今節を含めて残り2試合。浦安D-Rocks(以下、浦安DR)は5月3日にビジターゲームで静岡ブルーレヴズと対戦する。
ファーストキャップから約1カ月、佐々木柚樹が今度は初先発のチャンスをつかんだ。6番の位置にスタートから名を連ねた。
ここ数日は緊張の連続だった。メンバー発表の数日前にトレーニングのメンバー分けから何となく先発の雰囲気を感じ取るも、正式にスタッフから伝えられるとうれしさよりも驚きが上回った。
「メンバー発表の前日くらいに、僕の名前が(先発メンバーだと思われるほうに)あって『え?』と思いました。いつ呼ばれてもいいように準備してきたつもりですけど、いざ(先発が)決まると毎日緊張しています(笑)」
それでも、それはイヤな緊張ではない。第13節・埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)戦でリーグワンデビューを果たして、得たこと、感じたことはたくさんあった。ようやくそれを公式戦の舞台でぶつけるチャンスがやってきた。
「埼玉WK戦では、コミュニケーションの大切さを学びました。自分の思いだけで動いてしまい、自分のところで抜かれてしまうことが多かったので、そこであらためて、チームでコネクトして横の選手とコミュニケーションを取ってプレーすることが大事だなと感じました」
大学時代までメインポジションはロック。フランカーに挑戦したのは、U20日本代表に選ばれたときに指導を受けた栗原徹コーチングコーディネーターの勧めがあったからで、本格的にトライし始めたのは浦安DRに加入してからだ。いままさにチャレンジの最中であるが、特にディフェンス面で苦労を重ねている様子である。
「大学時代はラック際にいて、積極的に飛び出していたけど、フランカーはけっこうエッジに立つので、外から内に伝えるところとか、エッジディフェンスのところでは、一番端に立つからこそ声を掛けるように先輩たちに言われています。少しずつですけど、意識してできるようになってきています」
まだまだ伸び盛りの22歳は不安な気持ちも楽しみな気持ちもすべて隠すことなく吐き出し、全力を誓った。「消極的になるのは一番よくないので、思い切りエナジーを出して若手らしく頑張りたいです」。キックオフのホイッスルと同時に、佐々木はフルパワーで走り回る。
(須賀大輔)
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