セレッソ大阪【J1リーグ第13節 C大阪vs.町田】町田の個人パワーと堅守に屈し、1-2の敗戦。試合終盤のゴールと大卒ルーキー古山兼悟のデビューを次につなげたい
田中不在の中盤の構成は、ボール保持の際は中島元彦がアンカーに入り、香川が1列上がる4-3-3、守備時はいつも通り北野が前に出る4-4-2で対応した。立ち上がり、最初に決定機を作ったのは町田。9分、右サイドから左サイドへ展開し、相馬勇紀のクロスに逆サイドで望月ヘンリー海輝がヘディングで合わせたが、枠の外。セレッソとしては、左右に揺さぶられて、大外から大外という、今季の失点パターンで先制されかけたが、何とか事なきを得ると、以降は町田に大きなチャンスを与えることなく前半を過ごしていく。立ち上がりは町田のマンツーマン気味のプレスをはがせずビルドアップに詰まる様子も見られたが、15分以降は徐々に相手をはがして前進。19分には、GK福井光輝から素早く展開、西尾隆矢、中島とつなぎ、最後は柴山がサイドを突破してチャンス。ここで後ろから突破を止めた町田の前寛之にイエローカードが提示された。もっとも、ボールこそ運べるシーンは増えたが、守備を固める町田に対し、今節は敵陣ペナルティーエリアに入っていく場面を作ることができず、前半のシュートは中島が放った直接FKの1本に終わった。
(文=小田尚史)
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