【ガンバ大阪】巻き返しの弾みにする京都戦。相手のプレスを恐れずに、効果的に京都ゴールを攻略へ

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【©GAMBA OSAKA】

課題だったアウェイの戦いで勝利を目指した前節のFC東京戦では先手を取るチャンスを逃し、86分に痛恨の失点を喫するとその後にも2失点を喫し、0-3で敗れたガンバ。「アウェイの地でもあり、ホームと違って難しさがあるが、決定機をしっかりと決め切ることが大事」とポヤトス監督は優位に試合を進めた時間帯で欠けたゴールの重要性を口にした。

中盤でボール保持の中心となるラヴィを欠く中、共通理解を持ちながらFC東京を押し込みながらも、警戒していたはずのカウンターで痛恨の失点。「いい流れがあった中でゴールを取りきれなかった。そこから相手に隙を突かれてやられてしまった。攻撃は継続しながら守備は前節の先制点のような失点をしないようにしないといけない」と鈴木も前節の敗戦を教訓にしたい考えだ。

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ポヤトス体制下での過去2シーズンでも苦しい時期を経験したガンバだが、連戦の中でチームは既に次なる戦いに目を向けている。
相手ゴール前での攻撃の精度と、守備陣の耐久力の双方が試されることになるのが京都戦である。
「同じ土俵で戦うと相当苦しむことになる」と宇佐美は前線をシンプルに使って来る京都のスタイルを警戒する。縦に速い京都に対して、ガンバが目指すのはボール保持。ただ、「前から強度を出してくる相手に対しては背後1本を使うことも、相手が嫌がる手段かもしれない」と鈴木が話すように、ショートカウンターを狙って来る京都に対しては、シンプルな攻撃を繰り出すことも有効になるはずだ。
一方で京都攻略の上で避けられない土俵もある。「まず相手のアグレッシブさとインテンシティに対して戦うこと。そこは相手の土俵だけど、しっかりと勝ちたい」(鈴木)。
マンツーマン気味にプレスに来る京都だが、局地戦で競り勝ったり、相手を剥がせば一気に局面は有利になる。ガンバも強度高く、戦うのみである。

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一方の京都は暫定ながらクラブ史上初の首位という立ち位置でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。曹監督のもとでJ1に復帰してきた2022シーズン以降、リーグ戦の顔合わせでは1勝1敗4分と全く五分の戦歴でガンバにとっても侮れない相手であるのは言うまでもないが、特に今季の京都には警戒が必要だ。「前線のクオリティは高いし、チームとしての呼吸が合っているから今の結果になっている」と鈴木も京都の力を警戒するが、最も警戒が必要なのは8得点、4アシストと攻撃を牽引するラファエル エリアスであるのは言うまでもない。
ただ、原や今季加入した奥川ら個の力を持つアタッカーが揃っている上に、パリ五輪代表の川崎ら中盤にも攻守でハードワーク出来る選手が揃っているだけに、一瞬の隙を見せることも禁物だ。
強度の高さを前線の質を保つ京都は難敵だが、だからこそガンバの勝利が巻き返しに向けた弾みになるのは間違いない。
「彼らの流れを選手たちとともにしっかりと変えていきたい」とポヤトス監督は言い切った。ガンバの勝利を信じて集うサポーターとともに、ガンバが京都戦を反攻のきっかけにしてみせる。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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