【ダイヤモンドリーグ第1戦アモイ】レポート&コメント:村竹ラシッドが開幕戦2位!三浦龍司とともに世界陸上日本代表内定!
最大の注目を浴びたのが、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)です。昨年8月のパリ五輪で日本勢初となる決勝進出を果たして5位入賞。今季は東京2025世界陸上競技選手権大会(以下、東京2025世界陸上)の参加標準記録(13秒27)を破った次点で代表に内定する状況下でシーズン初戦を迎えました。レースは得意とする後半の伸びが光って13秒14の2位。「思った以上にいいタイムが出た」と驚きを口にするほどの好内容で、世界陸上日本代表内定となりました。
泉谷駿介(住友電工)は海外勢のスピードについていけず、13秒39の8位となり「結構練習も頑張ったつもりなんですけど、あまりいい結果が出なかった。何とも言えない気持ち」と険しい表情でした。世界選手権では、走り幅跳びと2種目でのメダル獲得を目標に掲げており「この調子では駄目。ちょっといろいろ考えようかなと思います」と話しました。
男子300mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)は自身初のDLで表彰台の一角を射止めました。34秒22で3位となり「自分の中で目標にしていたのが3番だった。達成できて非常に満足している」と笑みがはじけました。ハードルの試合は、400mハードルに出場した昨年8月のパリ五輪以来で「少し緊張した部分もあったが、だいぶ感覚を取り戻せた。さらにステップアップしていけそうな感覚がある」と好感触を口にしました。
【村竹ラシッド(JAL)コメント】
東京2025世界陸上日本代表内定
初戦ということでアップではいつも以上に緊張しましたが、その後は自分でも驚くくらい集中できて、落ち着いた状態で臨めたので、そこが良かったんじゃないかなと思います。(ハードルの)3、4台目辺りから加速していくレースプランなので、自分のやりたいことはできたかなという感じです。試合をどんどん重ねていく中で、いいものに仕上げていきたいです。
世界選手権は当然出ないといけない立場だったので、今回決められて一安心というところです。国内外ともにまだまだ速い選手はいっぱいいるので、気を抜かずに頑張っていけたらなと思います。メダルを取って、決勝で12秒台を出せたら最高かなと思います。
【三浦龍司(SUBARU)コメント】
東京2025世界陸上日本代表内定
前半はすごく走りの中に余裕がありました。最後の数百mに課題は残りますけど、前半の入り、動き出しはすごく良かったんじゃないかなと思います。先頭集団は速いペースで、上のタイム層で固まっていたので、そこに食いつけるようにならないといけないなと思いました。
久しぶりにこういう国際大会に戻ってきてやっぱり緊張感やいい刺激をもらいながら大会に臨むことができました。タイムも思っていた以上に出すことができましたし、結構メリットが大きい大会になったと思います。これが1戦目にできてすごく良かったです。世界選手権ではメダル、表彰台というところは目指していきたいので、メダル、表彰台というところは目指していきたい。それをかなえるためには、自己ベスト(8分09秒91)更新が必須。この5カ月だったり、DLを使ったりして更新していきたいです。
【豊田兼(トヨタ自動車)コメント】
昨年のパリ五輪以来のハードルの試合だったので、すごく緊張した部分もあったんですけど、だいぶ感覚を取り戻せて、さらにステップアップしていけそうな感覚があります。
これからゴールデングランプリやアジア選手権があるので、このまま400mハードルに切り替わってもいい結果が出せるように精進していきたいと思います。世界には自分の前を走る選手が大勢いるので、そういった選手に食らいついて、世界陸上のファイナリストという目標を達成したいと思います。
【サニブラウン アブデルハキーム(東レ)コメント】
今シーズンに関しては、世界陸上が9月にあって、ちょっと例年より長い間隔で調整していかないといけないので、そこは本当にしっかりコーチと毎月毎月、毎日毎日しっかりつくりあげていって、日本選手権、世界陸上につなげていければなと思っています。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ