未勝利馬たちの超短距離900m戦は、距離短縮組を狙え!?/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
3日間開催最終日も全馬未勝利のアツい戦い
競馬リポーターの大恵陽子です。
先日、JRAの調教師と話していて3歳未勝利馬の話題になりました。
JRAの未勝利戦は9月1週目まで、というのは多くのファンがご存知のことと思いますが、まだ4カ月ちょっとあるので先の話だと思いきや
「5着以内に入って優先権を取れなかった場合、間隔を空けないと使えないので、逆算してローテーションを考えると、あと数戦しか使えなさそうな馬もいます」
とのこと。
たとえばダート1400mは最近の阪神・京都では激混み。
短期放牧を挟むこともあるでしょうし、意外と残された時間は限られているんだな、と改めて感じました。
そうなると、地方競馬への移籍が徐々に増えてきます。
一昨日の最終レースが全馬移籍初戦だったことがその流れを表しているようにも思います。
今夜は移籍初戦の馬は不在で佐賀移籍2戦目以降、あるいは佐賀デビューの馬たちとなりますが、全馬が未勝利馬。
なお、この3日間開催では最終レースはすべて「全馬未勝利」で行われたこととなります。
今夜の条件としては、「3歳」「ドリームシリーズ」「900m」で「全馬未勝利」。
まずはこの条件の前半部分にあたる「3歳」「ドリームシリーズ」「900m」の直近1年の成績は下表の通り。
単勝3番人気以内が複数頭、3着以内に入ったのは8レース中7レースと、上位人気の信頼度が高いレースです。(ピンクマーカー)
しかしながら、6番人気以下も4レースで馬券に絡んでいて、3連単万馬券は3回。
「上位人気2頭」+「人気薄1頭」で5000円以上の配当となることが多くあり、買い目の点数を考える時の参考となりそうです。
位置取りでは最初のコーナーを3番手以内で回った馬が上位独占したのは8レース中4レース。
ワンターンの900mという超短距離戦ゆえ、やはり前有利。逃げは3着内率100%ですから、外せません。
全馬未勝利の傾向は?
条件欄は何種類かあるのですが、「全馬移籍初戦」の場合は力比較が難しいこともあってか、3連単は万馬券が出やすくなっています。
対照的に「3歳ドリーム」、つまり今夜と同条件では3番人気以内が複数頭、3着以内に絡むレース(ピンクマーカー)が多くなっています。
直近1年では900m戦が組まれたことはなく、あとは距離が下表の傾向にどう影響するかでしょう。
前走同距離組か、距離短縮組か
そこで、「3歳ドリーム」「900m」の直近1年について、前走の距離別成績をまとめたのが下表。
前走900mで5着以内に入った馬は2頭しかおらず、サンプルが非常に乏しいのですが、距離短縮組の好走率の高さは覚えておきたいところです。
外枠の山口勲騎手!?
この日、後半3レースで山口勲騎手が3連勝を果たし、いずれも8枠からの勝利でした。
そこで、山口騎手の枠別成績を調べたのが下表。
(2024.1.1~2025.4.26)
たしかに8枠の3着内率は平均よりも高く、4枠に次ぐ好走率の高さでした。
そして何より目を引くのは勝利数の多さ。
1枠~6枠は各枠で15~26勝で推移しているのに対し、7枠39勝、8枠38勝と抜けた多さ。
7~8枠は1つの枠に2頭が入ることが多いため、サンプル数も他の枠より多くなって勝利数が増えるのは当然なのですが、この勝利数の多さが「外枠の山口勲騎手」の印象をより強くしているのかもしれません。
では、気になる予想と買い目は?
今回は距離短縮で、好走パターンに当てはまります。
JRA時代には逃げるレースも見せている点は超短距離戦に向きそう。
⑥ミンスパイは前走が今回と同じ900mで3着。
スタートダッシュは決まりませんでしたが、外から差し脚を伸ばしました。
JRA時代には先行するレースも見せていたので、この距離が2走目ということでダッシュが改善されていればという期待も込めて。
⑪ホファヴァルトは外枠の山口勲騎手。
好走率の高い距離短縮組で、佐賀競馬公式HPに掲載の無料ネット新聞「うまかつ.net」の陣営談話では
「外目の枠でスムーズな競馬が理想」とのこと。
8枠は追い風となりそうです。
③ジューシーオレンジはJRAデビュー馬。
九州産限定戦などで佐賀競馬場で過去3回走っていますが、佐賀所属としては前走が移籍初戦でした。
1300mの前走は好ダッシュから楽にハナを取れたのですが、3コーナーあたりから苦しくなって7着。
この着順からは表3の好走パターンには該当しないのですが、距離短縮が向きそうな馬です。
1300mの前走が勝ち馬から2馬身半差だった⑨ミナミジュウジセイの上積みにも期待。
買い目は3連単1頭マルチ
⑧-③⑥⑨⑪ 36通り
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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