明治安田Ｊ２リーグは25日と26日に第11節の10試合が開催される。

首位の千葉はホームで秋田と対戦。前節は大分を下し、3連勝を達成した。2位の大宮に7ポイント差をつけるなか、過去対戦で2連敗中と苦手の相手を撃破し、さらなる勢いに乗っていけるか。対する秋田は磐田を下し、連敗を2で食い止めている。途中出場から1得点・1アシストの活躍を見せた梶谷 政仁の起用法がカギを握りそうだ。

2位の大宮はホームに札幌を迎える。前節は今治と引き分け、3戦負けなしとした。チャンスを作りながらも決め手を欠いたなか、7試合ゴールから遠ざかる藤井 一志が久しぶりに結果を残せるか。札幌は藤枝に2-1と逆転勝利を収めた。ともにゴールを決めた田中 克幸とアマドゥ バカヨコの2トップが今節も重要な役割を担うだろう。

4戦負けなしで3位に浮上した仙台は、ホームで愛媛と対戦。前節は熊本に1-0で勝利した。4試合連続クリーンシートの堅守を軸に、今節も安定した試合運びを見せるはずだ。一方の愛媛は山形を下し、待望の今季初勝利を挙げた。途中出場から今季初ゴールを挙げた20歳の行友 翔哉が今節も結果を残せるか。

9戦負けなしの今治は山口の本拠地に乗り込む

4位の今治は山口の本拠地に乗り込む。前節は大宮と引き分け9戦負けなしとしたが、ここ2試合は勝ち切れていない。2試合連続無得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。山口は鳥栖と引き分け、7戦未勝利となった。3試合連続で終了間際に追いつかれているだけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。

5位の磐田はホームに大分を迎える。前節は秋田に敗れ、3試合勝利なしとなった。リーグ戦初ゴールを決めた18歳の川合 徳孟が、嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。大分は千葉に敗れ、こちらも3試合勝利がない。課題の得点力不足をいかに解消していくのか。前節に初スタメンを飾った屋敷 優成に期待がかかる。

2連勝で6位に順位を上げた水戸はホームで甲府と対戦。前節は徳島に1-0で競り勝った。3戦連発中の渡邉 新太に今節も大きな期待がかかる。甲府は長崎と引き分け、4試合負けなしとしたが、ここ2試合は勝ち切れていない。4連勝中と得意とする相手から勝利を収め、上昇気流に乗っていきたい。

藤枝vs熊本は勝点12で並ぶ13位と14位の対戦となる。藤枝は前節、札幌に敗れ、3連敗となった。2試合連続で複数失点の守備の立て直しが求められるだろう。熊本は仙台に敗れ、3試合勝利なし。3試合で1得点と決定力を欠くなか、17歳の神代 慶人が今季初ゴールを奪えるか。

鳥栖はホームで山形と対戦。前節は山口と引き分け、3連勝はならなかった。それでも終了間際に追いつく粘りを披露しており、今節にもその勢いを持ち込みたいところだ。山形は愛媛に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。2戦連発のディサロ 燦シルヴァーノが調子を上げてきた一方、3点を奪われた守備の修正が求められてきそうだ。

長崎はホームにいわきを迎える。前節は甲府と引き分け、連敗を3で止めたものの、4戦未勝利と元気がない。エースのマテウス ジェズスが好調を維持するだけに、他の攻撃陣にも結果が求められるだろう。いわきは富山を下し、10試合目にして初勝利を挙げた。2ゴールで勝利の立役者となった谷村 海那に今節もかかる期待は大きい。

徳島はホームで富山と対戦。前節は水戸に敗れ、3試合勝利がない。ここまでわずか6得点に留まるなか、渡 大生の初ゴールが待たれる。富山はいわきに敗れ、6試合勝利から遠ざかる。こちらも得点力に課題を抱える一方、2試合連続で複数失点の守備の強度を取り戻したい。