「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1リーグ戦は残り5試合。今節は各地で今シーズン最後の水曜ゲームが開催される。西地区3位の大阪エヴェッサは、ホームで同地区8位の滋賀レイクスと対戦。「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 CHAMPIONSHIP」出場の夢は絶たれたが、現在の順位を維持してシーズンを終えたいところだ。

　大阪vs滋賀は今シーズンの開幕カードでもあり、ここまでの対戦は大阪が3連勝中。今節もホームで確実に白星をつかみたい大阪だが、前節行われた広島ドラゴンフライズとの初戦で司令塔の鈴木達也が負傷。脳震盪の診断を受けたため、今節も欠場が濃厚だ。

　そのため、同ポジションの土家大輝には大きな期待がかかる。前節の第2戦、土屋は鈴木に代わってスターティングファイブに名を連ねると、3本の3Pシュートを含む14得点をマーク。B1での自己最多得点を更新する活躍で連敗を阻止した。今節も試合開始からコートに立てば、本拠地では初のスタメン出場。牧隼利とともにゲームを組み立て、チームメイトに伸び伸びとプレーさせることができるか。

　8試合勝ち星のない滋賀は、得点ランク1位のブロック・モータムが脳震盪の影響により5試合連続で欠場中。それでも、前節のGAME2ではアルバルク東京相手に64-68の好ゲームを繰り広げた。前節の2試合に加え、大阪との過去3試合ではいずれもリバウンドで大きな差をつけられている。勝利には長谷川比源、市岡ショーンの日本人ビッグマンの奮闘が欠かせない。

　ワイルドカード争いでは、3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが2位の群馬クレインサンダーズに3勝差に迫ってきた。初のCSへ正念場を迎える群馬は、ホームでサンロッカーズ渋谷との一戦に臨む。第23節の対戦ではSR渋谷に31点差で惨敗。その試合で25得点８リバウンド6アシストの活躍を許したアンソニー・クレモンズには細心の注意を払いたい。日本代表のジョシュ・ホーキンソンに対しては、マイケル・パーカーが経験値を生かしたプレーで主導権を握れるか注目だ。

　横浜ビー・コルセアーズは前節のホーム2連戦で名古屋Dに完敗。連敗は「4」に伸び、今節のホームゲームでは修正力が問われる。迎え撃つのは中地区首位の三遠ネオフェニックス。三遠は地区優勝マジック「1」に迫りながらも3連敗で足踏みが続き、全体1位の座も宇都宮ブレックスへ明け渡した。価値ある1勝を手にするのは果たしてどちらか。ともにキャプテンかつ司令塔を担う森井健太vs佐々木隆成のマッチアップの行方が勝敗を左右するだろう。

　怒とうの14連勝で西地区優勝を決めた琉球ゴールデンキングスは、沖縄サントリーアリーナで広島ドラゴンフライズと今シーズン最後の対戦。ポストシーズンを見据える琉球としては、ベンチメンバーが存在感を示して総合力の高さを見せたい。前節のGAME2では、ルーキーの崎濱秀斗が約17分のプレータイムを獲得。今節は中村拓人、寺嶋良といった日本代表クラスのガード陣に怯むことなく立ち向かい、岸本隆一の穴を埋める働きで勝利に貢献できるか。

文＝小沼克年

■B1第34節試合日程
・仙台89ERSvs秋田ノーザンハピネッツ（＠カメイアリーナ仙台）
4月23日（水）19時5分～

・茨城ロボッツvs千葉ジェッツ（＠アダストリアみとアリーナ）
4月23日（水）19時5分～

・宇都宮ブレックスvsアルバルク東京（＠ブレックスアリーナ宇都宮）
4月23日（水）19時5分～

・群馬クレインサンダーズvsサンロッカーズ渋谷（＠オープンハウスアリーナ太田）
4月23日（水）19時5分～

・越谷アルファーズvsレバンガ北海道（＠越谷市立総合体育館）
4月23日（水）19時5分～

・横浜ビー・コルセアーズvs三遠ネオフェニックス（＠横浜BUNTAI）
4月23日（水）19時5分～

・シーホース三河vs川崎ブレイブサンダース（＠ウィングアリーナ刈谷）
4月23日（水）19時5分～

・ファイティングイーグルス名古屋vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（＠名古屋市枇杷島スポーツセンター）
4月23日（水）19時5分～

・大阪エヴェッサvs滋賀レイクス（＠おおきにアリーナ舞洲）
4月23日（水）19時5分～

・島根スサノオマジックvs京都ハンナリーズ（＠松江市総合体育館）
4月23日（水）19時5分～

・長崎ヴェルカvs佐賀バルーナーズ（＠ハピネスアリーナ）
4月23日（水）19時5分～

・琉球ゴールデンキングスvs広島ドラゴンフライズ（＠沖縄サントリーアリーナ）
4月23日（水）19時35分～