早慶レガッタ 早大漕艇部、7年ぶりの完全優勝達成! 対校エイトは5艇身差をつけ慶大を圧倒!
早稲田スポーツ新聞会 記事 長屋咲希 写真 長屋咲希 植村皓大 田中瑠花
次に行われたのは、ここ数年慶大の後塵を拝していた第二エイト。男子種目は3750メートルの長距離レースで、アウトコースの早大はスタート時点での1艇身差をどこまで守り切り、終盤に臨めるかがカギとなる。早大の第二エイトは佐藤淳平(法3=埼玉・早大本庄)を除く8名が大学で初めての早慶レガッタ。さらに、選手の体調不良により急遽ストロークが変更するというアクシデントを抱えながらレースに臨んだ。勢いよくスタートを切った両校だったが、スタート直前まで屋形船の往来があったことで、序盤は波の高い状態でのレースを強いられる。オールを取られながらも、ピッチを落とさず懸命に漕ぎ進める両クルー。900メートル地点では完全に横並びとなったが、川のコンディションが落ち着き始めると、早大は慶大より高いレート(1分間に何回漕ぐかの指標)を維持し、1450メートルの蔵前橋地点で先行。2550メートルの吾妻橋地点ではわずかに差を縮められるも、早大はさらにレートを上げ、ラストスパートをかけた。最後までペースを落とさず、慶大との差を広げて堂々の1着でゴール。9名中6名が2年生というフレッシュなクルーが、4年ぶりの優勝をつかみ取った。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ