セレッソ大阪【J1リーグ第11節 C大阪vs.FC東京】今シーズン初のリーグ戦連勝を目指した今節。ハットンのゴールで先制し、その後も再三、決定機を作るも仕留め切れず、悔しい引き分け
開始6分、前節の勢いそのままに、セレッソが先制に成功する。相手の自陣でのパスミスを見逃さず、田中駿汰、中島元彦が連続してプレスをかけ、高い位置でボールを奪うと、ラファエル ハットンのパスをファーサイドでルーカス フェルナンデスが頭で折り返し、再び走り込んだハットンがヘディングで決めた。直後の7分にもハットンが高い位置でボールを奪って決定機も、チアゴ アンドラーデはシュートを打ち切れず。12分にも決定機。FC東京のGK野澤大志ブランドンのキックをカットしたルーカスがそのままドリブルで持ち運び、シュートを狙ったが、わずかに枠を外れた。前からの連動したプレスで相手のビルドアップを苦しめ、最高の入りを見せたセレッソだったが、17分、自陣でのつなぎを相手にカットされ、ショートカウンターを受けると、ペナルティーエリア内で西尾隆矢が相手選手を倒してPKを献上。これを決められ、FC東京にワンチャンスを生かされて同点に追い付かれた。直後の23分にも自陣でのパス交換がズレたところを拾われ、決定的に近い形でシュートまで持ち込まれたが、ここは西尾がしっかりシュートコースに入り、事なきを得た。30分、セレッソはルーカスのCKに進藤がヘディングで合わせたが、惜しくもゴールとはならず。前からのプレスを起点に両チームが得点を奪い合った前半は、ボール保持、パス数、パス成功率がほぼイーブン。どちらも延長戦までもつれ込んだルヴァンカップ2回戦から中3日というスケジュールにもかかわらず、強度の高いプレーで前半を折り返した。
(文=小田尚史)
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